ひまわり畑を夢見るブログ

44歳の時、乳がんの診断。ステージ2。手術して抗がん剤とホルモン治療。仕事と治療の両立の生活記録を残します。

睡眠不調フランス語+ピアノの体験レッスン

眠れんかった。
何でだろう。母が来ていて気を遣うからかな。眠れないんです。薬飲んでもビール飲んでもダメ。昨日すごく眠かったので11時に薬を飲んで寝ましたが、眠れず、じりじりしていて3時ころにもう一度薬飲んで寝ました。2回分飲むと、昼間が辛いです。


でも根性で起きてきて、母の朝ごはんを食べて、シャワー浴びて、フランス語へGO。


今日は、先生がいきなり「tuで呼んでいい?」というからびっくりしました。これは親しい人や友達に呼びかける二人称代名詞です。私も先生も、お互い「vous」で呼んでました。これは身分の上の人の二人称代名詞あるいは二人称複数形です。今までずっとそれで来たのに、どうして今になって呼び方が変わったんだろうか。なんかいらん事想像してしまうな。先生は27歳。私の子供と言ってもおかしくない年齢です。まあでも、前から先生には「たとえ年齢が違っても同じ職場の同僚だったらvousは使わないものだ」と言われてきたので、いいのかな?
日本の女性の細さについて先生は異常だとおっしゃっていました。日本の体重のカテゴリには、理想体重(モデル体重)、標準体重、健康体重というのがあって、皆標準体重以下を目指しているという話をしました。その標準体重が例えば私の身長だったらどのくらいかという話をして…先生びっくり。確かにフランス人女性って若くてもお腹が出ている人が多くて、体重多そうと思ってました。モデルやテレビに出る人は痩せているけれど、普通のフランス人はそんなに痩せてないそうです。
あと、ひとつ大きな問題として、一般男性が、女性の体重は40キロ台だと思っている人が多く、それ以上あると「デブ」と言われてしまうということをどこかで聞いた、という話をしました。先生目が真ん丸です。40キロ台って子供じゃないの?て。いや私も40キロ台ですけど。そういう価値基準を、女性ではなくて、男性が作っている、例えば男性のオタクの見ているコンテンツの女性は居乳で体重が40キロ台というのが普通だというのもどこかで聞いたことがあるので、そういう主観によって、女性は追い詰められているんだと私は思うのです。
そこから、日本もフランスも、男性優位社会なんですねえと先生と同意。例えば男女では同じ大卒でも給料が違ったり、日本の事例では、医大の入試では女性の方が点数が良くても、男性の方に下駄をはかせて男性の方を多く入学させるシステムがあったとか。
そんなこんなで今日は先生に蒸し栗をあげてレッスン終了。


その足で、今の芸大卒の先生がやめてしまうので、次の先生を紹介していただき、その先生の体験レッスンに行ってきました。30分だけのレッスンです。
芸大の先生は決して人を褒めないですが、レッスン中も徹底して自分の音を聴いてもらって、それを私が真似るというレッスン方法でした。本物の音をたくさん聞かせてもらいました。今回の新しい先生は、ともかく褒め上手です。コンサートグレード上級すごいですね~。幻想即興曲すごいですね~。スクリャービンすごすぎますね~。本番の練習と思って、事前練習しないでぶっつけ本番で弾きました。今までのゆっくり練習が良かったのか、速くなっていくことはなく、落ち着いて弾けたかな。ミスだらけでしたが。すごく成長しました。
今までの芸大の先生に習ったレガート奏法を私は身に着けたのですが、今回の先生は、どうせペダルでレガートになるんだから、上の方からパラパラ弾くようにと言ってきます。鍵盤は押すだけ、隣の音につなげなくてもいいという。
今までの弾き方をガラッと変えることになってしまいます。うーん。もしそうでなければ、10月の2日にレッスンをお願いしたのですが、やっぱり芸大の先生の弾き方の方が私はいいと思うし、それで練習してきたから今からかえられないです。なので、10月2日はレッスンはしないことにしました。新しい先生のやり方だったら、レガートじゃないからいくらでも速くできるんですよね。そういう奏法があることは知っていますが、やっぱりレガートでやりたいです。なので、コンサートグレードまでは、芸大奏法で行こうと思います。


その後、今の芸大の先生が海外に行ってしまうので贈り物をしようと思ってビックカメラに行ってきました。温度湿度計のついた時計がいいなと思っていたのですが、ほとんどの時計が電波機能付き。海外で使う時は、この機能は必要ないばかりか、変な電波を拾ってしまって、狂ってしまうこともありうる(あと電波時計は電波の届かないところでは勝手に進む!)。なので、いろいろ探して、電波機能を使わない、それでいて湿度温度計のついた時計を探して購入。ちょっと大きいですが、外国に持っていってもらおうと。
私がヨーロッパで仕事を得られたのも、「日本人は時間に正確。そして予習してくる」ということに尽きました。あと温度湿度はピアノの健康のためには絶対必要なので、その意味も含めて温度湿度計のついた時計にしました。


お腹がすいて、よく行くカフェでパンとカフェラテをいただいて帰ってきました。
しかし眠い。2日分の睡眠薬を飲んでいるから、効き目が続いているんですね。
でもこれから練習しますよ~。せっかく落ち着いてきた。しつこくメトロノーム練習やってきた甲斐があった。弾けない時はひたすらメトロノーム練習です。


しかし眠い。もう一晩に2回分の睡眠薬飲むなんてことはやらないです。寝ないほうがマシです。薬が残っていてフラフラです。眠眠打破飲んだけど効き目なし。今日は反応が鈍かったかもしれません。今日ピアノが案外うまく弾けていたのは、眠くて緊張が取れていたからかもしれません。
フラフラでも、意識不明でも、練習しますよ~。
フル回転の一日でした。


バンキシャ見てダッシュ見てピアノ頑張ろう。

ゆったり日第2日、ピアノ練習

今日は病院の用事しかないのですが、昨日の天気予報では、朝は雨だったのに、降っていなかったので、早いうちに婦人科へ。


私は乳がんでホルモン治療をやっていて、その時に更年期症状が出ていて、もう更年期は終わったんじゃないのか。最近血圧が上がったり動悸がしたりするのはなんでか。ということを聞いてきました。そうしたら、49歳でホルモン治療が終わったというのはまだ完全な更年期前に終わったわけで、本当の更年期が今来てるんですよとのこと。


もんでゅ~~!!あのしんどい状況が、これからまだ続くのか。
ホルモン治療でホットフラッシュとか体力の低下とかいろいろ経験したのに、これからもっとホットフラッシュがひどくなって、もっと体力低下するのか。血圧も高くなってコレステロール値も上がるのか。もう嫌や~~。


でも、ホルモン陽性の私は、普通の人がするようなホルモン補填などの治療ができない。出来る治療は漢方だけだという。


すでに漢方飲んでてこんなにしんどいんですけど。
多分、いわゆる更年期症状と言われているものはすべて出てきているのですが。痩せたと思ったら、食事をいくら減らしてもどんどん太って来るし。体力減って来るし。集中力ないし。体も心もしんどいし。


もう絶望的な気分になって帰ってきました。


それからしばらくして11時過ぎから歯医者でメンテナンス。呼ばれる順番が遅くて終わったのが1時。30分は飲食できないから、お昼ご飯は1時半でした。


毎朝午前中はぐったりしているのですが、今日は早くから病院に行ってしまったので、ご飯食べたら眠くてぐたーっとしていました。母は元気に農作業です。うーん。


寝ようと思っても眠れず、眠いままピアノの練習もできない。
結局4時半から7時半まで練習していました。
母は最近は農作業したら疲れ切ってしまい、夕飯は昨日の残り物ですが、とびきりおいしい肉じゃがでした。東北人の母には珍しく牛肉の肉じゃがです。
あと、いろいろ農作物が取れたらしいのでそれらをどうするか。ししとう、空心菜、ナス、茗荷、うーん。私料理しないので、このままだと全部冷蔵庫で干からびる。
そうそう、食べられるほうずきというのをもらいました。ふつうのほうずきより小さいのですが、実は甘くておいしいです。種が欲しいんだけれどと母は言っていましたが食べてしまいました。


私が農作業しないので、母が毎月来てやってるんですが、母が動けなくなったらどうしよう。広大な畑、広大な庭、広大な家。一人じゃとてもじゃないけれど面倒見れないです。


まあ、今はコンサートグレードの心配だけしていようと思います。
明日はフランス語と、ピアノの体験レッスンです。

久しぶりにゆったり日、ピアノ練習

ピアノ練習しなきゃ、と思って朝早く起きたのですが。
今日は何も用事がない~と思うと、ひゅううううとベッドに吸い込まれ。
朝食食べてから寝てました。
昨日一昨日眠れていなかったから、今日はいいですよね。


しかし寒いですね、それなのに台風が来るんですか。今回はそんなに大きくないと言いますが、それにしても台風が来ると低気圧で気分も不調です。


昼ご飯はお餅でした。午後は練習しようと思いつつ、読書などしておりまして。夕方に練習開始。
練習中母が家の周りにどのくらい音が漏れているかを聞いてくれて、ほとんど大丈夫とのことで、バンバン弾いていました。


それにしても、いつになっても、どんな丁寧な練習をしても、弾けるようになる気がしないのです。かなりゆっくり、しっかりはまるように練習していて、決して速い速度では弾かないよう、メトロノームにきっかり合わせて、自分の弱点を認識しつつ、どこで体が反応すればいいか、どこで集中力を発揮すればいいか、身体に覚えさせます。それでもうまくいかないのです。


先生はスクリャービンの方が難しいと言っていたけれど、今の段階では、どう考えてもショパンの幻想即興曲の方が難しいです。スクリャービンの方は弾ければ完成ですが(あまり中身がないのです)、幻想即興曲の方が細部にわたって注意力を必要とされていて、勢いでは決して弾けません。速くしようと思えばいくらでも速くなるのですが、そうすると丁寧さを欠いてしまう。
速度と丁寧さはトレードオフなのか。
それじゃダメですよね。速くても丁寧に弾くべきです。


マジでヤバいです。絶対落ちる。落ちてもいいから、いい演奏をしようと思います。選曲が間違いだったかな…スクリャービンは試験には難しすぎた。私の手では小さすぎて、スクリャービンが弾けないです。
手の大きさはどうしようもないんですけど、小さい人は一所懸命指と指の間の関節を伸ばすことをしていた気がします。そんなことで本当に簡単にオクターブが届くようになるんだろうか…。訓練でしょうか…。


いずれにしろ間に合わないことには変わりがないです。あと2週間で弾けるとは思えません。
コンサートグレードの試験は、講評をいただけるそうなので、たとえ落ちたとしても、今後どうしたらいいかというアドバイスをいただけると思います。一流の音楽家に講評をしていただける機会だから、一所懸命頑張ろうと思います。あきらめない。今まで何事もあきらめたことがないので、ここでもあきらめません。


明日は医者の日。