ひまわり畑を夢見るブログ

44歳の時、乳がんの診断。ステージ2。手術して抗がん剤とホルモン治療。仕事と治療の両立の生活記録を残します。

出勤→ピアノのレッスン→ぐるっと回って家に到着

すごい大回りをしましたよ。


昨晩はなぜか眠れず。3時ころに睡眠薬飲んで、そのあとで追いビールを飲んで、朝は5時半起きだったのですが、頭がガンガン痛みました。やっぱり脱水症状なのでしょうね。これは頭痛薬でおさまりましたが。


行きたくない~でも行って仕事をしていることを示さなければ、お給料がもらえなくなってしまう、というので2時間半かけて通勤しました。ひたすら論文を読んでデータを取るという作業を繰り返し、一日で25本読みました。すごい自分。10~15ページくらいの英語論文ですが、同じような話題を追いかけているので、序論は皆同じ事が書いてあるのです。データセクションや、メソッドセクションを読み込めばいい、それは専門用語だから記号のようなもので、すらすら読めました。


欲しいデータは得られた。まあ、世界ですでに25個も研究されているならば、これからの新規性とか、アイデアとか、もう出てこないと思うんですけど、どうなんでしょう。まあ、私では判断できないので、上の人に判断してもらいましょうかね。民間企業だからお金になる研究しないとですね。


5時半に退勤。眠かったけれど、頑張った。ギリギリのところで、エスタロンモカを飲んで、前に住んでいた東京の郊外の町に出かけて、いつものカフェで夕飯を取って、7時半からレッスンです。


もうね、目からうろこが100枚くらい落ちました。
時間いっぱいだから、速く弾かなきゃ、と焦っていたのですが、ゆっくりの時点で間違っていることが多かったです。あらためて、今までの先生のすごさが分かりました。2時間かけてもレッスンに行く甲斐があったというものです。


それで遅くなって帰宅が11時になってしまいました。母が来ていたので、ご飯もあるそうです。でもご飯はもう食べてきましたからね。


明日は家で仕事です。宅急便の受け取りとかもあります。起きられますように。

葬列の続き+更年期っぽい

昨日は、エリザベス二世の葬儀と納棺式を、最後まで見てしまいました。ネットで中継されていたんですが、本来の時間から2分遅れての配信でした。多分英国の国営放送が撮影して、映像を各国の各TV曲に提供しているんでしょう。ネットはただでさえ遅れますからね~。ちなみに字幕も通訳も解説もなしで、ただ淡々と映像が流されていました。それが逆によかったです。


葬儀はなかなか立派なものでした。様々な民族衣装、軍人、軽騎兵、近衛兵を見ていると、すごいなと思って感動してしまいました。
私がうるっときてしまったのは、3か所。
葬列がロンドン市内中心部で終わり、その後車に乗せられてウィンザー城に運ばれます。それを見送る大勢のイギリス国民。道路の左右に人だかりができて、皆さん花を投げるんですよね。葬儀が終わってから車に乗せられ、しばらく画面に変化が見られなかったので、これで終わっちゃうのかなと思ってしばらく目を離したのですが、次に見たときには、花車!ってくらい、黒いジャガーに花がいっぱい!いっぱいっていっても、もっさりではないんですが、国民が投げた花がボンネットや天井の上にのっかって、それをそのままにして走ってきた車を見て、すごいなと思って、ほろっと来てしまいました。日本では絶対にありえない。愛されてたんだなあって思いました。


ウィンザー城では、女王のポニーと、愛犬2匹が待ち構えていました。彼らは何も知らないんだなと思うと、ほろっと来てしまいました。自然や動物を愛されて、大切になさっていた様子がよくわかります。お城の人たちも、正装(仕事着)で待ち構えていて、こんな自然豊かな広いところに、女王は長年住んでおられたんだなあと。本当にいらっしゃったんだなあと。


その後、納棺式がありました。国王や親族たちは別のルート?バスか車で到着していました。ウエストミンスター寺院の葬儀に参加していなかった人たちが、城内の聖堂で待っていました。
納棺式で、やっと、王冠と、錫杖と、王玉が取り外されます。ああこれで、女王から、一人のおばあさんに戻ったんだなあと。ここまでこの人は女王をやり続けて、眠ってもなお女王であり続けて、ここでやっとその重責から解放されたんだなあと。
祈りの文句も独特でしたね、カトリックに近いけれど、女王を神にゆだねますというのは、日本では出てこない言葉ですよね。
納棺式の最後、花飾りだけになった棺に、国王が称号の記された布をかけ、杖を折ったものを棺の上に載せられて、なんとその棺は、地下に吸い込まれるように沈み込んでいきました。オートですよオート。
そのあと、ここが一番感動しました。
バグパイプのソロの演奏が始まりました。奏者は礼拝堂を出て、だんだん遠ざかっていきます。哀愁を帯びたバグパイプの音も遠ざかっていきます。ここで、なんだか彼女は本当に過ぎ去ってしまったんだなあと、ほろりときてしまいました。
女王は毎朝バグパイプの旋律で起こされていたそうです。寝室から聞こえるところで、毎朝バグパイプの演奏があったんだそうです。これは19世紀からの習慣なのだそうです。いつもはお目覚めの曲を演奏していたのに、女王に最後にささげられた曲は、「おやすみなさい」なのだそうです。


このあと、王家の人間は、王家の車でウィンザー城に移動します。ばらばらと人が散って行って、納棺式はおしまい。放送もおしまい。日本時間で夜中の1時過ぎていました。


こんなに美しい葬列があっただろうか。こんなに可憐な葬列があっただろうか。温かく見守ることができて、なんだか感動してしまいました。外国の女王の葬儀ではありますが、死者を悼む気持ちは国が変わっても変わるところがありません。


エリザベス女王の父親のジョージ6世は、それまでの王族と同じところに埋葬されるのは嫌がったそうで、同じ聖堂でも、その家族は別のところに埋葬されています。エリザベス女王の両親と妹、昨年亡くなったフィリップ殿下が眠る、聖ジョージ聖堂内のジョージ6世記念礼拝堂の納棺堂に埋葬されたそうです。


英国国教会はカトリックに近いから、雰囲気はなんだかフランスのお葬式に似ている感じがあります。


フランスでは、私は2回お葬式に出ています。1回は、私の住んでいた部屋の大家さんのお葬式です。涙の止まらない私に、ご近所さんも、参拝の方々も、元気づけようといろいろ手を尽くしてくれました。私はこの時は家族の一人としてお葬式に参加したため、霊柩車にのり、家族の列に並び、ミサにあずかり、ペールラシェーズのお墓におさめられるまで付き添いました。


思い出すと泣けてくるからやめよう。
ああひとつ、これはフランスだけかもしれませんが、フランスの棺担ぎ人は、そろってイケメン高身長でスタイル抜群のスーツの似合う美男子でした。


今日は仕事進まなかったな~。もの買うだけで終わった気がします。いろいろ調べものしていましたが、あっという間に終わってしまった感じです。


眠気はなかったんですが、朝起きたらだるくてしょうがなくて、昼に横になったら心臓ばくばくいいだして、これは何だろうと調べていました。動悸みたいです。横になるのは良くないみたいですね。原因は更年期障害だと思います。


乳がんでホルモン治療やった人は、更年期になる前に女性ホルモンが強制的に減らされるので、すでに更年期障害は終わったと思っていたのですが、ここ最近、いかにも更年期障害という症状が出まくっています。動悸・息切れ・体力の低下・ホットフラッシュ(これはホルモン治療始まってからずっとある)・自律神経の異常・冷えなどなど。かなりひどいです。辛いです。命の母飲みたいけれど乳がんだから飲めない。ホルモン治療している時は、筋肉もまだあったし、体力もあったから、身体の症状に気が付かなかっただけかもしれませんが、正直、「また更年期?一生に1回でええやん!」て感じです。


ピアノ弾いてきます。

休みその2,起きられん…。

今日は連休の2日目。一般には3連休だけど、私は土曜がフランス語とレッスンだったので、2連休です。


朝6時に起きて、二度寝しないでラジオ体操の時間まで起きていました。家の中でラジオ体操しましたが、床が抜ける危険性を感じて、ビビっております。
なぜラジオ体操…1月以来の在宅勤務で、腹筋と背筋が消失し、運動の必要性を感じたからです。大人しく静かに椅子に座っているのがつらいのです。足は、自転車をかっ飛ばすので鍛えられたのですが、腹筋がないし、背筋もなさそう。どちらもぶよぶよのお肉になってしまいました。私は脂肪だらけでおいしくなさそうですね。


筋トレするようなジムが、うちの町にはないので、自分で何とかするしかないです。東京にいたころは自宅で(マンションで)ラジオ体操やって、さらにウォーキングとかランニングとかしていたのですが、こちらでもやろうかと…うーん。どこをどう歩いたらいいかわからないのです。いつか時間を作って、ウォーキングコースを探そうと思います。あとラジオ体操は庭でやれるように、ジャングル化しつつある庭を何とかしようと思います。


朝昼食べて、居間でぐったり横になっておりました。
そうしたら、全然起き上がれなくなってしまいました。最近続いた頭痛はおさまったのですが、これは多分土曜のレッスンまで気が張り詰めていたストレスのようなものです。終わったから、楽になりました。課題は増えたんですけどね。先生のレッスンがあと1回しかないので、そこまでに何とかうまくやっていかなければと、プレッシャーは半端ないです。
それで、起き上がれない問題ですが。
何でだろう、昨晩夕飯を食べなかったからかな。ピアノに立ち向かう元気がごっそりなくなっていて、気持ちの面でも体力的にも起き上がれないんです。


困りました。1時からピアノ始めようと思っていたのですが、かなわず。1時15分から練習開始と思ったけれど、起き上がれず。1時30分も無理。なんでか、こういうきりのいい数字からしか練習を始めないというのは、練習が義務化しているからでしょうか。いけないいけない、自分を追い詰めちゃいけないですね。楽しんでやらなきゃ。


ピアノの練習って楽しいことばかりじゃないですよ。本当はかなりつらいです。泥臭い地道な作業の繰り返しです。3時間弾いていたら2時間50分は自分のことを責めています。弾けないことが分かっているのに、何とか弾こうとする無駄な努力がむなしいです。なまじ先生がうまいだけに、あの音を出すにはどうすればいいだろうかと、あれこれやってみても、結局レッスンに行くと先生の本物の音は出せないんだなと、うなだれてしまいます。それでも、1回のレッスンに一つくらいは先生と同じ音が出せたりします。その積み重ねなんでしょうけれど、何ともうまくいかない。辛いばかりです。何でだろう、どうしてだろう、そればかりです。


相変わらず幻想即興曲はつっかえるし(先生に教わったところはつっかえなくなったけれど、気が緩んでどこかは必ずつっかえる)、スクリャービンは止まらずに弾けないです。


スクリャービンは八分音符の3連符でメトロノームかけて練習しました。音は頭に入っているけれど、右手で伴奏と旋律をやるときに、旋律だけきれいに出せるようにしたい。けれど無理な手の形の連続で、うまくはまらない。小指の力がもっと欲しい。こう、尖った音は出せるんだけど、丸くてはっきりした音が出せない。ヴァイオリンやってるせいで右手の小指は関節がふにゃふにゃで、ちゃんと弾けないです。


うまくいかないな~。
あ、起き上がれなかったんですけど結局2時15分からの波に乗れた感じでそこから超集中して練習してました。ピアノの椅子に一度座ってしまえば、後はがつがつやるだけなんですけど、そこに行くのがつらかったです。


これから10日ほど、一日最低3時間は弾くことを目指して、自分が弾きたいことを弾けるように丁寧にゆっくり練習していこうと思います。ちょうど10日後に先生の最後のレッスンです。そこまでに教わりたいことを全部教わることができるよう、努力です。


水曜に東京の時の女性の先生にみてもらいます。指導歴や経験は、今習っている先生と経験値が違うので(今の先生は大変すばらしい先生なのだけれど、手の小さい人の気持ちがわからないし、どこかをごまかして試験に受かるような指導はしないです)、幻想即興曲くらいならすぐ弾けるようにしてくれます。ヤマハの試験には強い先生です。困っているところの対策を一緒に考えてもらいましょう。


本番まで3週間切りました。試験どうなる。もう居間の感じでは落ちることしか思い浮かびません。


とりあえずご飯食べてから考えます。