ひまわり畑を夢見るブログ

40歳以上独身女性です。2016年1月、乳がんとの診断。でも仕事を辞められない、いったんやめたらもう戻れない研究職です。仕事と病気と第2の職である音楽とうまく付き合って必死で生きていく雑多な記録です。

大量に炭水化物と糖分をいただく

パリにいた教え子から、大量のお菓子をいただきました。クッキー、フルーツケーキ、ラングドシャ、フィナンシェ、マドレーヌなどなど。


おお、みんながんのえさじゃないか!


リクエストしたのは私だし、パリにいたときは本当にお菓子ばかり食べていて、私のお菓子好きは広く知られていたので、超うれしいのですが、がんになってからの自分はお菓子は「炭水化物と糖分」=がんのえさ、に見えてしまう。うれしいんだけど、すごくうれしいんだけど、どうしよう。普段はちょっと後ろめたい気持ちで少しずつ食べていますが。


炭水化物と糖分を、いきなりやめなさいといわれても無理な話で、お菓子を食べる習慣は続いています。一日400kcalくらいはお菓子を食べています。いや、ときにはその倍くらい食べてますね。
特に私の仕事先は皆さん出張によく行くので、出張のお土産がいつも置いてある。大体、がんのえさのことが多いですね。


がんのえさを、こんなにしょっちゅう食べていたら、再発転位の可能性が高くなる。いかんいかん。でも好きなものを食べないわけにも行かない。ですので、ご飯をしっかりとってお昼はおなか一杯にしておいて、お菓子はちょっとずつ、いただくこととしましょう。



そうそう、先日アイスグローブのこと書きましたが、病院に問い合わせたところ、「先生に相談して、許可が出たら使うことが出来ます」といわれました。アイスグローブそのものは病院に準備があるそうです。
先生になんて相談しようかな・・・TC療法やってる人でつめが抜けちゃったりするっていうのは聞いたことがないですが、指先の皮膚がぼろぼろになるのは聞いたことがあります。自分だけ副作用が強すぎて、指先の皮膚がぼろぼろになって爪が抜ける可能性だってないわけではありません。少しでも可能性があるのであれば、少しでも防止できる可能性のあるアイスグローブを試してみたいのです。



↓よろしかったら応援お願いいたします。

春宵十話

やっと論文が投稿できるところまで来たんですが、共著者の先生方の署名をいただかないといけなかったことにいまさら気が付きました。完成原稿を添付して「サインください」メールを先生方に書き送り、ちょっと休憩。


水曜日に、今までネットで家庭教師をしていた海外の教え子が帰国するので、一緒に食事をすることになっています。なかなか優秀な生徒さんで、ほぼオールスコアでオックス・ブリッヂ狙えるレベルでした。結果はだめだったのですが、それでもなかなかいけるもんじゃないレベルのイギリスの大学に決まってくれてよかったと思っています。
しかも理科系を希望していた学生さんだったので、理科系の私としてもいろいろ話が通じて教えていて面白かったです。文系の生徒さんには話を噛み砕いて説明しなきゃいけないんですが、数学用語や物理用語を使って良いならそんな楽なことはないです。


その生徒さんにプレゼントする本は、「春宵十話」に決めていました。
数学者の岡潔先生が書かれた本です。この本には私が高校生のときに初めて出会いました。西洋的合理主義の反対をいこうとするかのごとく、西洋的数学を学んだ作者が情緒を重んじるという教育論が、なんだかものすごくしっくりくるし、そのとおりだと心から思えたのです。当時、教育について感じておられた危機感を、今の私たちも同様に感じることが出来、岡先生の危惧されたことが実際起こっている。そういう意味では未来を見越した預言書ということもいえると思います。最近再版されたそうなので、海外の大学に通うことになっても、日本人としての情緒を忘れないよう、ぜひもっていて欲しい一冊として贈ろうと思います。


情操とは異なる、「情緒」。モノに多様に感応する能力。今世界的に流行している「KAWAII」も平安時代から記録に残っている情緒のひとつです。
エスプリに似てるかな…。情緒って外国人には説明しにくいですね。


↓仕事も治療もうまく行きますよう、応援してくださいませ。


医療保険の支払い

病理検査の結果が出てから、病院に医療保険会社の書式での診断書をお願いしました。病院からは2,3週間かかります、といわれたのですが、たった1週間で出来ました。それを取りに行って保険会社に送付したのが6月1日。


待ちに待った保険金の支払いが10日にありました。
がん特約をつけていて、がんと診断された場合お金が下りるのですが、2つのタイプのがんによって支払い金がちがっていました。細かい内容は分からないのですが、1番目のタイプは数十万のお金がおり、2番目のタイプだと10万円しか下りないんです。


4日の入院で、4日分のお金は出るとしても、私のがんなどは、抗がん剤も3ヶ月でステージ2Aで、血管リンパ管への侵襲がなかったのでたいしたことないから、2番目のほうかなと、大して期待していなかったら。


契約している最大限の金額のお金が下りました。
ひゃっほう!


ってよろこんだんですが、まあ、計算してみると、今後の治療で放射線治療のあたりで振り込まれた保険金がすっかりなくなることが判明。


ああやっぱりがん保険がいい。医療保険にがん特約では、抗がん剤や放射線治療のお金が出るわけじゃないから、最初に結構な保険金をいただいていても、みんな使ってしまう。
がん治療は入院して手術するだけじゃなくて、その後の抗がん剤、放射線治療、ホルモン剤治療に加え、毎年の精密検査などお金がかなりかかるんです。再発しても手術しなければお金は出ません。
私の場合、ウィッグにかなりお金をかけてしまったのでしょうがないといえばしょうがないですが。限度額申請もしてその計算ですから、がんって本当にお金がかかります。がん産業というのはドル箱なんですね…。



お腹すきすぎて笑点見ながら早めの夕飯を食べてしまいました。



↓孤独に戦うがん戦士のわたくしに、ぜひ応援をお願いいたします。


追記:2つのタイプのがんがあるということですが、ひとつは臓器表面に出来る上皮内心生物といい、浸潤していないもの、もうひとつは悪性新生物といい、基底膜を越えて臓器内に浸潤してしまったタイプです。私は浸潤がんだったので後者のタイプでした。