ひまわり畑を夢見るブログ

44歳の時、乳がんの診断。ステージ2。手術して抗がん剤とホルモン治療。仕事と治療の両立の生活記録を残します。

病院→買い物→雑誌読み

昨日まで全然動けなかった私ですが、今朝も動けませんでした。
昨日は11時半くらいに(いつもこのくらいに寝てます)最後の力を振り絞って風呂に入りました。本当にね、水曜以来実はご飯も食べられていなかったし、お風呂にも入れていなかったし、ピアノも弾いていなかったんですよ。


でもお風呂に入っていても怖くてしょうがなくて、湯船に浸かっていたのは1分くらいです。そっこーで入ってそっこーで洗って怖くて怖くてしょうがなかったので髪の毛も生乾きのまま布団に潜り込みました。


ずっとよく眠れていなかったのですが今日もよく眠れておらず、その割には朝は布団から出たくない病を発症し、洋服もそのへんにとっちらかったまま、とりあえず着られるもの(洗濯もしていないので)引っ張り出して、今日は寒いのでとダウンのコートを引っ張り出して、病院へ。


病院の先生にいろいろ話を聞いてもらいました。前回もかなりいろいろ聞いてもらった気がするんですが、30分くらい話していましたね。少し気が楽になったというか。まだ心は重いけれど、寝込むほどではなくなりました。医者だからよくわかってる、具体的で建設的な意見なんて逆効果なのです。私が決してずるいことのできる人間ではない、決して自分に有利になるような細工が出来るような人間ではないということを言っていただいて、ちょっと元気が出ました。
先生が言うには、今まで前の仕事では仕事のトラブルのことを話したことは一度もなかったのに、転職してから毎回必ず何かある。まるで、天の城に住んでいた人間が、地上に降りて戸惑っているみたいだとおっしゃる。会社にはいろんな人がいるからね、今まで私のいた世界というのは、特殊だったんですよ。だからといって私が地上の人に会わせる必要はないということを言われました。


まだ元気にはなっていないのですが、買い物してきました。私の精神安定剤のシュークリームをたくさん買い、食べられそうなもの…しばらく食べてないからちゃんとしたお弁当とかは胃がびっくりすると思うので、レトルトのおかゆをたくさん買ってきて、あと、これなら食べるだろうと思って蒸しパンも買ってきました。しばらく料理はできないし、電子レンジすら面倒なので、菓子パンとシュークリームメインです。


食欲ないなあ…。でも宅急便が来るまで布団には入れないと思い、取り合えずゴールデンカムイ2期を全部見ました。うん、話の流れがこれで完全につかめた。私は漫画を読んでいないので、尾形がどうなのかというのは今でも謎なのですが、土方がもうとっくにすべてをお見通しだったこととか、キロランケの心づもりとか、何と言っても変態の代表者鶴見中尉の行動、裏からの手の回し方というか、陰謀というか、すごすぎるんですよね。何年かけて、どれだけ手を尽くして、この策を練ってきたんだろうかと…この話を考えた野田先生はマジで天才。


それで、オーディオコメンタリー付きの画像もアマプラで見られるので、それも見ていたら、アニメ化できないエピソードがいっぱいあるということを聞いて、今、ものすごく、ゴールデンカムイの漫画全巻大人買いしたい欲に駆られています。もうあと一歩で買いそうです。でもいつ読むんだ?アニメ見てからにしよう。


そのあと、ショパンという雑誌の今年の2月号のスクリャービン特集を読んだのですが、ほぼ「共感覚」についての記事で、あまり面白くなかったです。共感覚というのは、音を聴くと色が見える感覚の事です。スクリャービンは晩年の管弦楽作品で、発光ピアノの使用を考えていて(和声や音によって舞台全体が色づく感じというのが正しいでしょうか)、音にどんな色を感じているかをもとに、音に色を付けようとしたのだそうです。


スクリャービンは正確には共感覚を持っていなかったと記事には書かれていましたが、うーん。どうだろう。私は曲を色で(それも単純な色じゃなくて、淡さとか、渋さとか、時には模様とか、視覚的なもの)感じられるので、それと同じかなと思ったりしています。


この雑誌の記事によると私は多分共感覚を持っている人間です。音に色があります。調性にも色があって、表現にも色があります。「ここはもっとアサギ色っぽく」とか、そういう感覚で演奏をしています。だから、場面転換というか、スクリャービンでがらっと色合いが変わるところの表現は、ものすごく鮮やかだと言われます。私の中ではさっと色が変化します。そういう感覚を持っているのは、普通だと思っていました。ていうか、普通の人は音に色を感じていないんですかね?それで良く演奏ができますよね?よく暗譜ができますよね?


多分ですが絶対音感を持っている人は、ほとんど共感覚を持っていると思います。和声感覚を持っている人は、淡い色合いとか、微妙な色合いまで察知して弾いていると思います。それを覚えているから、曲を覚えられるんだと思っています。


違いますかね???
昔は私も作曲をしていたのですが、作り方としては、絵画を描いているイメージです。この背景色にこの色を乗せたらどうなるかみたいな実験ばかりしていました。変奏曲とかもよく作っていたのですが、これも、各変奏で色や模様やぼやけ具合が違うのです。


まあだから、絵を見るのはすごい好きで、絵からインスピレーションを受けたりしていた頃もありました。絵だけではなく写真とか、実際見た風景とかは音楽にしやすいです。


ちなみに、例えば私の感覚ではソの音はスカイブルーなんですが、ヴァイオリンで2ヘルツくらいわざと低くして群青色にしたりすることもします。トリルとかは光や昆虫を表すんですが、音の幅を広くしたり狭くしたりして、どんな光か、どんな虫かというのが見えています。


うーん。これが普通と思っていましたが。音楽やっている方の意見が聞きたいです。


食欲ないな~。シュークリーム食べようかな…。

×

非ログインユーザーとして返信する