今日は出勤日。朝7時45分に携帯電話の目覚ましをセットしていたのですが、5時に起きて、ご飯食べて、寝ていたら気が付かなくて8時5分になっていました。慌てて準備したらいつもより1本早い電車に乗れて…スポーツクラブとピアノの準備をして出てきたって言うのに、早いな私。普段からこのスピードで何でもこなしていけば、早く出られるんだな…などと思いつつ。

朝、病院に電話してみました。10日にCTを撮ったんですけど結果がどうか知りたいので、先生に聞いておいてくださいと言って、昼休みはピアノの練習、それが終わってから今日は室長面接があって（室長といっても私の後輩なので、世間話みたいになってしまいました…）、それが終わってから再度病院に電話してみました。
「今は異常がないみたいですよ、あ。先生今空いているから話してみます？」
と言われたので、先生に代わってもらいました。
「CTでは異常は見られませんでした。小さくて見つからないのかもしれません。大丈夫とは言えないので、また半年後にCTを撮ってみましょう」
この先生はなかなかできる先生で、安易によかったですねとは言わないのです。マーカーの値が上がっていたということは何かがあるはずだから、ただし、陽性といっても数値が小さいから（だんだん上昇してきているんですが）、今後モニターしていきましょうと、丁寧に話してくださって、とりあえず今すぐ何かということはなさそうで、一安心しました。

それで、気持ちもすっきりしてさて仕事、気分転換と思ってネットニュースを見ていたんですが。
衝撃のニュースが。
私が自分のBlogでニュースを取り上げるのは珍しいのですが（自分のことで精いっぱいであまりニュースを見ないのです）、
「オリンピック・パラリンピックの開閉会式の曲を作ったアーティストが過去に障がい者をいじめていたことがあり、それをさも英雄伝のように雑誌に語っていて、雑誌も面白く書きたてていた、それが判明して急いでツイッターで謝罪した」という事実。
近年まれにみるほどの怒りがこみ上げてきました。

日本のオリンピックを、この人のせいで台無しにされてしまった。
私はオリパラ賛成派ですよ、だってそれに関連することでお金もらってますからね、やらないと、私達の研究は生きないわけです。コロナのせいでいろいろ制限されるのは大変残念ですが、ここまでフランス語をやってきたのも、オリンピックで生かそうという気持ちからでした。だから、とっても楽しみにしていたんです。でも、相次ぐ不祥事。これがとどめかと思いました。

オリンピックの理念に全く反することを、ふざけたことを、やってくれていた過去があったのに、平気な顔して平和の祭典でアーティスト顔をしようなんて、冗談じゃない。音楽をやる人間として、とても許せることではない。

いろいろ事態は転々として、そのアーティストは辞任するらしいですが、当たり前です。いじめは絶対だめです。しかも障がい者のような弱い者に対してのいじめは、全世界が許しません。そんな人の作った曲の流れる開会式は見たくもありません。

下調べしなかったのかな、どういう出の人なのか。過去にどんな問題を引き起こしていたのか。どんな態度だったのか。その人を選んだ人たちにも問題があるけれど、憎むべきは、いじめを行ったその人です。いじめをした人間は、一生、償っていかなければいけないと私は思います。例えば好きな女の子がいてちょっかいを出しちゃった的ないじめもあるし、女の子グループだと順番にいじめのターゲットが変わっていじめから逃れられないこともありますが、いろいろ読んでいくと、とても筆舌に尽くしがたい仕打ちをしているのです。それは犯罪だろうと。そんなことをしたことがある人が、今までそれを悔いたり償いをすることもなく、雑誌に面白く語っておいて（掲載した雑誌も悪乗りして掲載していたわけで罪は重いです）、平和の祭典の象徴になりえる曲を作るなんて、とても恥ずかしい。日本人として恥ずかしい。

それで怒り狂って記事を読んでいて、いろんな人の反応を見たりして、中には、キリストの言葉じゃないけれど「今まで罪を犯したことがない人なんていない」なんて擁護する人もわずかにいたりして、世の中どうなっちゃってるの？って思いました。コロナでいろんなことがおかしくなっているけれど、日本人の倫理観も、おかしくなっちゃったのかな？いじめられた人は、心に深い傷を負って一生それを抱えて生きていくんですよ？

謝罪の仕方も自分のホームページとかツイッターとか…そんな手段で、誠意を尽くせると思っているのか？しかも年代的には私よりちょっと上くらいの年の人だぞ？

今まで組織委員会を、日本国民をだましてきた罪は重いと思います。辞任してそれで終わりなんて思うなよ。てめえの曲は絶対に聴かねえ！聴かせねえ！その名を二度と世間にさらすんじゃねえ！