ひまわり畑を夢見るブログ

44歳の時、乳がんの診断。ステージ2。手術して抗がん剤とホルモン治療。仕事と治療の両立の生活記録を残します。

映画「鬼滅の刃 無限列車編」

見てきましたよ~。


みんな涙涙だよっていうから、そうなのかと思って行ったのですが、それほどでもなかったですね。話は面白かったです。中盤以後はまさに手に汗握るバトルの連続で、ぐっと力が入ってしまいました。


主人公の活躍というのも前半で、後半は、違う話になっていきます。頭の黄色い子もあまり活躍しません。イノシシ頭の子が結構活躍するけれど(あ、こいつ知能あるじゃん・超失礼・と思った)、主人公は並々ならぬ胆力で危機を脱出して、たくさんの人を助けるんですが、そのあとは、煉獄さんの活躍の話になります。本当に息つく暇もなく、手に汗握るバトルでした。


やさしいお話でしたね。私は泣きませんでしたが、確かにお涙ポイントがいくつかあって、やさしい人は泣いてしまうかも。私もハンカチ用意していましたが、大丈夫でした。
若い鬼殺隊の自分の力のなさに由来する嘆きは、大変胸を打ちました。


一つ大きなメッセージは、自分の役割を命を懸けて果たせたか?という問いかけです。
あー、私は、高校生の時に、享楽的に生きることを選択したので、人のために働いたこともないし、苦労とか全くしていません。だから、命を懸けてやった仕事と言えば、人生を振り返ってみても、博士論文くらいしかないです。今後、そういうのを避けて楽に生きようと決めていて、仕事ももっと楽な、人に言われたことをやるだけの仕事に転職したいと思っていたけれど、それは逃げかもしれないと思ったんです。
私の役割…いろんなことを、まだやり抜かなければならないんですよね、きっと。それを、下の人に伝えていかなければいけない。私が今上の人から教わっているように。
私の役割って何だろう。何か、あるはずなんですよね。それを下の人に伝えていかなければならないと思うのですが、下の人に伝えるような大したものは何も持っていないんです。


大人として、恥ずべきことだなと思ったんですよ。役割を持たない、下に伝えるものを持っていないということは。
独身で、自分の楽な仕事だけして、趣味に興じて生きている人間という生き方を選んでしまったからしょうがないのですが、私は好きなことを仕事にしているわけでもなく、妥協に妥協を重ねて、かろうじてできることを仕事にしているだけなので、「自分の役割を命を懸けて果たす」ような人生を送れなさそうです。
いや、でもそれは嫌なんです。やっぱり、私も、自分の役割を命を懸けて果たしたいです。これをやったぞ!というものが欲しいです。


一つ、これをやったろう!と画策していることがありますので、この次の職業に転職したら、早速手を付けようと思っています。いや、コロナ禍の今だからできることかもしれません。「私がやったんだ!」と言えるようなことを、考えています。日本文化をフランスに紹介する仕事の一つです。きっと実現しよう、年齢的に遅いかもしれないけれど、頑張ろう。


そのためにはフランス語検定取らないとダメですね、勉強頑張ろう。


ということで私を前向きにさせてくれた素晴らしい映画でした。
皆さまこれからでも間に合いますから見に行ってくださいね。

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