「オールユーニードイズキル」
眠れなかったので、今朝がたこの映画を見ました。お友達ブロガーさんお勧めで、「死んでも生き返って戦い続ける」というのにつられて(北方神話にこういうのが多いので何か関連があるのかなと思って)見てみました。
地球がエイリアンに襲われて、それを退治するというのが大筋のストーリーですが、主人公は、精神まで操るエイリアンの血を浴びたか何かでタイムリープできるようになってしまった。死ねば、ある場面まで戻ることができる。もう一度同じ歴史を生きることができる、というもの。それをうまい具合に繰り返して、エイリアンの核心に迫っていくんですが、これは「時をかける少女」とよく似ているけれど、タイムリープをよく利用した解決方法だと思いました。
死ぬまで戦って殺されてもう一度元に戻るって、何度も死ぬことだから、何度も死の恐怖を味わうことだと思うんですが、この主人公は特に恐怖を感じることなく何度も殺されていた気がします。途中からまた戻ればいいやという気持ちと、協力者(同じようなタイムリープの能力を持っていた人間)の判断で殺されたりしていたことで、そんなに簡単に死ねるのか?と思ってしまいました。死ぬときは苦しくて怖いはず。それがなくなったらもはや人間じゃないですよね。
しかしこれは、ゲームオーバーとやり直しの繰り返し…この発想は日本的だなと思ったりしました。まるでゲーム。
でも、朝方見るには面白かったです。戦うものだけど、あまり生々しくなく、血も見ないで済みました。結構周りの人が簡単に死んでいくんですが、あまり怖くなかったです。知恵物の主人公がよくやったという感じです。パリのルーブルに地下水道はありませんが。
というわけで、映画はまたしばらく見ません(今晩眠れなかったら見ますが)。5月は本当に大変なんです。主人公に負けず何度ダメだし食らっても悔しさを覚えず何度もくらいついていこう。公文書があるので、これはダメだしの連発だと思います。あとポスターもですね…。今から胃が痛いです。