ひまわり畑を夢見るブログ

44歳の時、乳がんの診断。ステージ2。手術して抗がん剤とホルモン治療。仕事と治療の両立の生活記録を残します。

横溝正史「犬神家の一族」市村崑監督

今日は夕方から母がいなくて暇だったので(おい勉強しろよ!)、それと、文字を見るのが嫌になってしまったので、引き続き、「懐かしの昭和映画シリーズ(私が勝手にシリーズ化しています)」から、1976年の「犬神家の一族」を見ました。


すごい名作だからおすすめだよ、と言われていたのですが、なるほど面白かったです。飄々とした金田一氏、事件の流れは私の好きなタイプのびっくり箱型。怨念とか、因縁とか、女同士のどろどろとか、いろんなことが隠れていたけれど、最後にはすべてが矛盾なく明らかになってきれいに終わっていました。トリックらしいトリックといえば、人物の入れ替わりだけなので、名探偵コナンを見るときのような頭の使い方はしなくてよかったのですが、最後まで誰が犯人なんやろと期待しながら見られました。


怖いシーンは結構あったけれど(生首とか、池に逆立ち死体とか、天窓から死体が覗いていたりとか…)、映画としてわかりやすく、それぞれの演技もすごく光っていたと思います。ヒロイン?事件の渦中の女性がかわいらしくて、光っていて、彼女は無実なんだということが最初から明確に示されていました。


横溝正史の金田一シリーズは好きなんですけど、映像化されたものは初めて見ました。実はこの作品、その前後リメイクされていて(というかこの1976年物もリメイクなんですけどね)、最近でも放送があったみたいですが、私は見ていません。話が長くて複雑すぎてたぶん断念したんだと思います。あと役者が好きじゃなかったりして。この1976年の映画作品が名作といわれるのもよくわかります。クオリティが高いです。石坂浩二いい味出してます。あのぼさぼさ頭とか地毛なんですかね、かつらっぽいですが、がしがしやっていたので、地毛?今ではいいおじいさんになってしまいましたが、昔はカッコよかったなあ。


昭和初期の探偵小説って結構好きなんですけど(特に戦前)、実家にきていろいろその辺を持ち帰ろうとスーツケースを持ってきましたが、GW最初本ばっかり読んでいたので目が疲れて本を読むのが飽きてしまいました。すごく没入するときはするんですが、いったん嫌になると、もう文字見るのすら嫌になってしまいます。そんなことで読書も進んでいません。


明日はどんな昭和名作を見ようかな~。


にほんブログ村 ダイエットブログへ

にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへ

×

非ログインユーザーとして返信する