ひまわり畑を夢見るブログ

44歳の時、乳がんの診断。ステージ2。手術して抗がん剤とホルモン治療。仕事と治療の両立の生活記録を残します。

棒読みで「わー私って天才かも」、はいどうぞ

今日は演奏会。トリトリ。


朝7時50分に出発予定が55分になってしまい、自転車を超特急で走らせる。背中にヴァイオリン、かごにリュック。


あの、背中にヴァイオリンを背負うんだったら、かばんはリュックではなくて、肩掛けがいいですよ??と気が付くがもう遅い。


電車間に合った~乗換案内よりも早い乗換電車に乗れて、練習スタジオへ。
会場はすぐ近くだから、12時半までピアノとヴァイオリンの練習。
ピアノは暗譜できてない。でも、ピアノは急激によくなっている。


私の場合、時間に対して上手になる度合いが、かなりの高次関数か、指数関数的なんですよね。いつもそのパワーを出せ!!っていうんだけど、ギリギリまでできない人。


会場につく。一瞬ピアノ触らせてくれる。一瞬触った。スタインウェイ、大型で、会場の広さに対してかなり音が出る。私がガンガン弾いたらマジで皆さん耳をふさぐレベル。特に低音出すぎでバランスとるの難しい。触ったの1分くらいだけど、そこで瞬時に計算。弾くときにどうするか…。


でも弾きやすいいいピアノだったので。


待つことしばらく。
まずは前半トリのヴァイオリン。
伴奏者が…。私は1回練習で済むような人とじゃないとアンサンブルはやらない。できるって言ったから頼んだけど、ここはritとかここは見てってところがあかん…。まあずれたんだけど、ヴァイオリン的にはまあまあ。


休み中に「ヴァイオリンの先生の演奏、感動しました」聞いて、消えたくなる…。まあ確かに教授資格は前にとったけど。


後半のトリ前の人とちょっと話して、速い曲って走っちゃうんだよね~という話。
テンポはやめの曲弾くと途中から速くなってコントロール効かなくなる(走る)というのは、ピアノ弾きあるある。もちろんプロはやらないけど、最近中途半端なプロがそういう演奏してて、あちゃーって思う。気持ちがよくわかる。
でも、私は最近克服したのさ!ラフマニノフで。
トリ前の人(かなりうまい人)に、「先生が私にあなたはラフマニノフが似合うって言われたんですけど、手が小さいし大きな音出せないし、そうではないと思うんです」って言ったんです。


演奏は。完璧に暗譜で、ちょっとは音を外したかもしれないけれど、出来としては、なんか、奇跡ですかこれ?なんかすごい。超落ち着いて、自分を後ろから見てる気分。自分の音を冷静に聴きながらコントロールして、いい音しか出なかった。かすった音は一つもなかったし止まらなかったしテンポもあがらなかったしもちろん完璧な暗譜。


えええ????なんですか。私は天才ですか??練習してた時はダメダメだったのに…。


その後、演奏会が終わってから、ピアノのプロの人から、ピアノの事をあまり知らない、若い人からお年寄りまで、なんかすごい褒められた。
一番うれしかったのは「ラフマニノフって素晴らしい作曲家ですね!興味持ちました!」っていう意見。


トリ前の人に「やっぱりあなたはラフマニノフあってる」って言われてしまいました。
うああああ。


私のラフマニノフイヤーはこれでおしまいです。
思えば、シンフォニックダンス、交響曲2番、ピアノコンチェルト2番のオケ、いろいろやりましたが、ラフマニノフってそんな有名な作曲家ではないのに、その中で一番メジャーな前奏曲で、安心して終えられる結果が出せたことが、なんかもう、いろいろ、疲れた。


ぐっすり寝る予定です。
次の演奏会は、教会コンサートが入るかもだけど、とりあえず来年なので、12月はこれからいろいろ家の土地問題(結構頭を悩ませている…しんどい思をしている)に奔走しようと思います。


いい年で終われた…。
私的には今日が大晦日で良いくらい。


はーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。疲れた。


あ、でも来週の日曜までに、ショパンのソナタ2番見ていかなきゃ。エキエル版買っておいてよかった。


ピアノ曲で、葬送や、死別や、別れを表す曲ってあるのかな。そのシリーズやりたいんだけど。

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