ひまわり畑を夢見るブログ

44歳の時、乳がんの診断。ステージ2。手術して抗がん剤とホルモン治療。仕事と治療の両立の生活記録を残します。

フランス語に行ってきました。

ということで毎度毎度の日曜日です。


5時起き、二度寝、9時半起きでフランス語教室に行ってきました。今日はいろんな話題があったのですが、その一つが、私がピアノを買おうとした話でした。とってもいいピアノで、フランスのピアノで、プレイエルというメーカーのピアノで、それに惚れてしまったんですが、残念ながら買わなかったんです。なぜなら私の専門はピアノじゃないので、ピアノにお金をかけるのは違うと思ったからです。という話になり。「分割払いで買ったらよかったのに」の分割払い、の言い方とかそのシステムとかの話になりました。日本ではローンを組むと最終的に高くなるけれど、フランスではピアノのような高価なものを買う場合は、月々に何万か払って、何年後かに自分のものになる制度があるんです。それだとローン会社を通さず、金利もつかずに、自分のものになるまではレンタルの扱いになります。そういう制度は日本にはないので(独自でやっている楽器店さんもあるようですが)、私はフランスでそれを見かけたときに、いいなあと思いました。


そんなこんなで、今日が最後の方と一緒のレッスンだったので、そのあと一緒にびっくりドンキーにご飯を食べに行きました。
彼女は最近大学の先生をやめて、自分のやりたいことをやるために東京に出てきたらしいのです。期限付き雇用で最大5年、更新なし、という立場で私とよく似ています。私は研究員として任期付きで雇われていますが、彼女は研究員ではなく事務局員。雇用の時に「せっかくドクター持ってるのに、大学の先生までなったのに、事務局員でいいの?」と聞かれたそうです。
博士号はたびたび就職の邪魔になります。
博士号を持っていると、「せっかく博士号持っているのに、うちなんかでいいの?」みたいな聞かれ方をするのだそうです。それは私もちょっと経験があって、日本に帰ってきてすぐ派遣会社に登録した時に、博士持ってる人に相当額支払える派遣先はほとんどないですよと、ほぼ足切り状態でした。
私は結局、博士を持っている人が登録するような専門的な分野に特化した派遣会社に登録し、契約社員になってあれよあれよという間に研究所に採用になったのですが、世間は博士もちはちょっと扱いづらい(それなりにお金を払わないといけないけれど、使える人が少ない)と思っているらしいのです。


別に博士を持っていても、好きな仕事につかせてくれたらいいのにねえ。デパートの売り子さんでも、出版社の社員でも、車のセールスマンでも、何でもなれると思うんです。


ただ、一般の人と違うのは、あの苦しい辛い、博士を取るまでの道のりを経験したかどうかだと私は思っています。同じ分野を研究していても、博士を持っている人と持っていない人では私は明確に区別します。持っている人は、アカデミズムの壁に対して勇敢に戦った人なのです。その分野で世界一になるまで研究を追求したことがある人なのです。その経験があるかないかで、仕事の出来も違ってきます。完成度が違う。やっぱり修士の人と博士の人では、仕事を任せたときの資料の調べる範囲も違うし、出来上がるレポートの質も違ってきます。


なので、仕事を外注する場合も、博士持ってる人なら安心して注文できると私は思っています。その分お給料はちょっと高くても、まあ当たり前かと思っています。


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今日は何か月かぶりにまともなご飯を食べて、胃もたれしてしまいました。夕飯はみかんだけでおしまいです。


明日は出勤日。頑張って仕事しよう。明後日学会の発表だから、どんな質問が来ても対応できるように、言い訳にならないように、しっかり答えられるように、頑張ります。


そして今週からフランス語を始めます。宣言したぞ!逃げられない!追い詰めないと私はやらないので、追い詰められます。


それでは皆様素敵な1週間を!

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