ひまわり畑を夢見るブログ

44歳の時、乳がんの診断。ステージ2。手術して抗がん剤とホルモン治療。仕事と治療の両立の生活記録を残します。

アニメ「どろろ」シーズン1

手塚漫画の最高傑作のひとつである「どろろ」の最近のアニメ化作品です。
今日はめっちゃ暇で堕落した一日を送っており、せめて何かと思ってシーズン1の全12話を一気見してしまいました。


原作は知っていますが、アニメーションが、良かったです。昔のアニメもあるみたいなのですが、現代のほうが、バトルシーンの動きも鮮やかだし、背景描写もきれいだし、農村風景や町の風景にも手抜きがなくて、素晴らしい出来だったと思います。
最近見た中では「蟲師」に次ぐ素敵アニメかもしれません(「蟲師」はマイベスト5に入る名作ですので、ぜひご覧くださいませ!!世界観、風景、何もかも素晴らしい!)


ストーリーは皆さんご存知の通り、鬼神に国の繁栄と引き換えに皮膚も視覚も聴覚も嗅覚も話すことも手足も奪われた子供が、川に流されてひっそりと育ち、鬼神を退治しながら自分の体に足りなかったところを取り戻していく、そして最終的には国にもどってきて、自分をこんなふうにした国主をどうするかみたいな話ですが、「どろろ」はその子供(今ではもう青年ですが)にくっついていく子供のことです。おしゃべりで正義感が強くあきらめが悪く人情にあつい子供のおかげで、聴覚もなく話すこともできなかった百鬼丸がちょっとずつ叫んだり言葉を話したりしてきます。


琵琶法師が言っていた「何やら因果の歯車が一巡りしそうな雲行きだなあ」というところでこのシーズン1は終わってしまいます。
また百鬼丸とどろろは旅に出る、みたいな感じです。でも、物語では、百鬼丸が鬼神の犠牲になった子供であること、そして国主もその息子もそれを是としているところで終わっています。


こういう、因果もの、手塚治虫の得意とするところでしょうね。私は火の鳥は全部読んでいないのですが、あれもかなり因果な物語集になっていると思います。火の鳥は全部映画で見たいですが、アマゾンにあるかな…。
ちょっとそういう因果のある所は仏教的かなと思ったりもするのですが、キリスト教国のお涙物語でも親子や兄弟で敵対関係に回るとか、母子の離別と再会というテーマは結構あるので、何も仏教だけのものではないのかなと思ったりもします。ただ、因果応報ということに対しては、手塚治虫は一つ思うところがあるように感じられます。最近の作家さんたちは、因果応報では終わりません。見ている人をがっかりさせるような、「因果そのまま」な終わり方をする物語が多いように思います。それは新しい物語の流行なのかもしれませんが、私はもっとわかりやすい単純なほうが好きです。


続きがあるんでしょうね、早く見たいです。アマゾンプライムで見られます。


今日は堕落した一日でした。ただ一日ビデオを見て、掃除洗濯して、菓子パン3つも食べて、勉強もせずでしたが、これからちょっとだけヴィオラの練習しようかな。


皆さま素敵な日曜日をお迎えくださいね!3月最後の一日です。桜きれいなんだろうなあ。でも私、引きこもりですから、見に行かないですけどね。


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