ひまわり畑を夢見るブログ

44歳の時、乳がんの診断。ステージ2。手術して抗がん剤とホルモン治療。仕事と治療の両立の生活記録を残します。

今月一番の爆買い

今年に入ってから、頭の中を流れている曲は、ヒラリーはんの演奏したシベリウスのコンチェルトです。私は1、2楽章はやったことがあるのですが、3楽章が地獄のように難しくて、譜読みしておしまいでした。


その時の楽譜がどこかにあるはず、と先日から探していたのですが、もう10年以上前だし、パリに置いてきたか?うーん。10年見てないのですよ。


演奏会がいろいろあると、弾いてきて、そのまま楽譜を忘れてくることがあります。一方で、オーケストラのお手伝いにたくさんいくので、その関係のパート譜やスコアは山のようにたまっていきます。結局、楽譜の管理ができていないのです。ここの所ピアノばっかりだったし、ヴァイオリンはなかなか弾かないから、どこか楽譜の山に埋もれてしまっているのかもしれません。でも多分どこかに置き忘れた確率が高いです…。


というわけで、シベリウスの楽譜を買いました。IMCとリーナウ社版と2つ出ていたのですが、IMCはフランチェスカッティ版、何かで、忘れてしまいましたが、フランチェスカッティ版を買って失敗したことがあって、あとオイストラフ版も割と失敗するので(人間にはできないスラーとフィンガリング)、リーナウ社を買いました。3500円くらい。スコアは持ってますが、ヴァイオリンのソロパートが欲しかったのです。


ついでに、誰かいい人の演奏があったらCD買おうと思って検索したら、私の師匠の録音の復刻版が出ていた!マジ!フランス人がシベリウスってちょっと違うと思うんだけど、ってあの師匠がシベリウスか…。


師匠は、レッスンでは、技術的なことは全く言わないで、情熱的に、ということしか言われてなかったです。あとは、馬鹿、アホ、の連発でしたけど、いいレッスンでした。


まあ、ご遺族にお金が行くならばと、購入しました。シベコンは他にも何枚か有名どころのヴァイオリニストのCDは持っていますが、まあたまにはいいだろうと。


これを買ったことで、ヴァイオリン再開するかもしれません。
でも次の演奏会はブラームス2番と決めているし、長い曲なので、どこかの演奏会で弾くとは考えていません。シベコンの3楽章を弾くのは夢のまた夢ですかね。


ちなみに、シベリウスはヴァイオリンの名手だったらしく、小品がたくさん残っています。いずれも、とてもやさしくかわいらしくささやかな曲に聞こえますが、ものっそ難しいです。ええ地獄のように。


私が好きなのは「ソナチネ」というヴァイオリン曲なのですが。ソナチネって、ソナタよりも小規模なソナタ形式っぽい楽曲につけられる名前です。これが、えげつない難しさなのです。情け容赦なく美しい旋律を書くから、相当練習しないと弾けません。楽譜面は簡単なんですけどね、こんなところの音取るんかい!の連続です。いつか演奏会でやりたいですが、もしやるなら2か月くらいきっちり練習出来る時じゃないとダメですね。



Jean Sibelius - Sonatina for Violin and Piano, Op. 80 (1915) [Score-Video]
この動画の奏者もかなり音を外したり、#の音に苦戦しているようです。聞きながら譜面を追えたらすごいと思います。


可愛い曲なのに、どうしてここまでするか、ってくらい意地悪です。巷では小学生でも弾いているらしいですが、小学生にはまだ早いな。


昨日はピアノを調子に乗って11時くらいまで弾いてました。今日も頑張ろうと思います。

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