ひまわり畑を夢見るブログ

44歳の時、乳がんの診断。ステージ2。手術して抗がん剤とホルモン治療。仕事と治療の両立の生活記録を残します。

葬列の続き+更年期っぽい

昨日は、エリザベス二世の葬儀と納棺式を、最後まで見てしまいました。ネットで中継されていたんですが、本来の時間から2分遅れての配信でした。多分英国の国営放送が撮影して、映像を各国の各TV曲に提供しているんでしょう。ネットはただでさえ遅れますからね~。ちなみに字幕も通訳も解説もなしで、ただ淡々と映像が流されていました。それが逆によかったです。


葬儀はなかなか立派なものでした。様々な民族衣装、軍人、軽騎兵、近衛兵を見ていると、すごいなと思って感動してしまいました。
私がうるっときてしまったのは、3か所。
葬列がロンドン市内中心部で終わり、その後車に乗せられてウィンザー城に運ばれます。それを見送る大勢のイギリス国民。道路の左右に人だかりができて、皆さん花を投げるんですよね。葬儀が終わってから車に乗せられ、しばらく画面に変化が見られなかったので、これで終わっちゃうのかなと思ってしばらく目を離したのですが、次に見たときには、花車!ってくらい、黒いジャガーに花がいっぱい!いっぱいっていっても、もっさりではないんですが、国民が投げた花がボンネットや天井の上にのっかって、それをそのままにして走ってきた車を見て、すごいなと思って、ほろっと来てしまいました。日本では絶対にありえない。愛されてたんだなあって思いました。


ウィンザー城では、女王のポニーと、愛犬2匹が待ち構えていました。彼らは何も知らないんだなと思うと、ほろっと来てしまいました。自然や動物を愛されて、大切になさっていた様子がよくわかります。お城の人たちも、正装(仕事着)で待ち構えていて、こんな自然豊かな広いところに、女王は長年住んでおられたんだなあと。本当にいらっしゃったんだなあと。


その後、納棺式がありました。国王や親族たちは別のルート?バスか車で到着していました。ウエストミンスター寺院の葬儀に参加していなかった人たちが、城内の聖堂で待っていました。
納棺式で、やっと、王冠と、錫杖と、王玉が取り外されます。ああこれで、女王から、一人のおばあさんに戻ったんだなあと。ここまでこの人は女王をやり続けて、眠ってもなお女王であり続けて、ここでやっとその重責から解放されたんだなあと。
祈りの文句も独特でしたね、カトリックに近いけれど、女王を神にゆだねますというのは、日本では出てこない言葉ですよね。
納棺式の最後、花飾りだけになった棺に、国王が称号の記された布をかけ、杖を折ったものを棺の上に載せられて、なんとその棺は、地下に吸い込まれるように沈み込んでいきました。オートですよオート。
そのあと、ここが一番感動しました。
バグパイプのソロの演奏が始まりました。奏者は礼拝堂を出て、だんだん遠ざかっていきます。哀愁を帯びたバグパイプの音も遠ざかっていきます。ここで、なんだか彼女は本当に過ぎ去ってしまったんだなあと、ほろりときてしまいました。
女王は毎朝バグパイプの旋律で起こされていたそうです。寝室から聞こえるところで、毎朝バグパイプの演奏があったんだそうです。これは19世紀からの習慣なのだそうです。いつもはお目覚めの曲を演奏していたのに、女王に最後にささげられた曲は、「おやすみなさい」なのだそうです。


このあと、王家の人間は、王家の車でウィンザー城に移動します。ばらばらと人が散って行って、納棺式はおしまい。放送もおしまい。日本時間で夜中の1時過ぎていました。


こんなに美しい葬列があっただろうか。こんなに可憐な葬列があっただろうか。温かく見守ることができて、なんだか感動してしまいました。外国の女王の葬儀ではありますが、死者を悼む気持ちは国が変わっても変わるところがありません。


エリザベス女王の父親のジョージ6世は、それまでの王族と同じところに埋葬されるのは嫌がったそうで、同じ聖堂でも、その家族は別のところに埋葬されています。エリザベス女王の両親と妹、昨年亡くなったフィリップ殿下が眠る、聖ジョージ聖堂内のジョージ6世記念礼拝堂の納棺堂に埋葬されたそうです。


英国国教会はカトリックに近いから、雰囲気はなんだかフランスのお葬式に似ている感じがあります。


フランスでは、私は2回お葬式に出ています。1回は、私の住んでいた部屋の大家さんのお葬式です。涙の止まらない私に、ご近所さんも、参拝の方々も、元気づけようといろいろ手を尽くしてくれました。私はこの時は家族の一人としてお葬式に参加したため、霊柩車にのり、家族の列に並び、ミサにあずかり、ペールラシェーズのお墓におさめられるまで付き添いました。


思い出すと泣けてくるからやめよう。
ああひとつ、これはフランスだけかもしれませんが、フランスの棺担ぎ人は、そろってイケメン高身長でスタイル抜群のスーツの似合う美男子でした。


今日は仕事進まなかったな~。もの買うだけで終わった気がします。いろいろ調べものしていましたが、あっという間に終わってしまった感じです。


眠気はなかったんですが、朝起きたらだるくてしょうがなくて、昼に横になったら心臓ばくばくいいだして、これは何だろうと調べていました。動悸みたいです。横になるのは良くないみたいですね。原因は更年期障害だと思います。


乳がんでホルモン治療やった人は、更年期になる前に女性ホルモンが強制的に減らされるので、すでに更年期障害は終わったと思っていたのですが、ここ最近、いかにも更年期障害という症状が出まくっています。動悸・息切れ・体力の低下・ホットフラッシュ(これはホルモン治療始まってからずっとある)・自律神経の異常・冷えなどなど。かなりひどいです。辛いです。命の母飲みたいけれど乳がんだから飲めない。ホルモン治療している時は、筋肉もまだあったし、体力もあったから、身体の症状に気が付かなかっただけかもしれませんが、正直、「また更年期?一生に1回でええやん!」て感じです。


ピアノ弾いてきます。

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