ひまわり畑を夢見るブログ

44歳の時、乳がんの診断。ステージ2。手術して抗がん剤とホルモン治療。仕事と治療の両立の生活記録を残します。

いつまでも起きたくない朝+レッスンでした

いつまでも寝ていたい…嫌なことから逃げたい…プレゼンの内容が思いつかない…。このままでは仕事をさぼっていた(決してさぼっていたわけではなく、新しいツールとかを試していました)ことがばれてしまう。
昨日いろいろ考えて、いろいろ数値実験して、いい答えが出なかったけれど、上司と喧嘩するにはそれなりの用意をしていかないといけないから、必死です。


午前中、そういうわけで、起きないといけないところを、布団にしがみついていました。現実逃避です。素晴らしい現実逃避です。全く持ってすばらしいです。冷房がないので暑かったですが。


本当はレッスンがあるから練習したかったんだけど、なんかもう、日曜に演奏会があってからやる気がなくなってしまって、1か月という猛スピードでかなりの難曲を仕上げたので、疲れちゃったんですよね。で、先生に合格をもらうまでは、かじりついてでも練習してうまくなるんだ!と思って、演奏会に弾いた曲をレッスンに持っていくつもりではいたんですが、あの時の集中力はどこへ行っちゃったんだろう、つっかえる~忘れる~。無理やり暗譜はできるけど、本番の時みたいにすらすら弾けなくなってしまいました。それが昨日の夜の事。


まー今週2日くらいしか練習してないですからね。


ということで、12時過ぎに起きてきて、お昼ご飯です。それからお風呂入って、洗濯。6時からレッスンで、7時からスタジオ取ってるから、3時半には家を出る。そのため家でのピアノ練習は1時から2時間ほどやりました。まだまだ全然弾けない幻想即興曲(1週間あれば弾けるようにはなる)と、いろいろやってみて、私の隠された集中力出てこい!と思ってました。


まあでもレッスンって、できないところを出来るようにしてもらうためにあるわけだから、自分のベストを持っていく必要はないわけで。アイス食べながらそんなことを考えつつ、弾けないけれど、どういうプランなのかは言えるようにしておきました。


さて、炎天下3時に家を出て自転車すっ飛ばして駅へ。行く道10分もかからないんですが、人っ子一人いない。さすが熊谷の気候区分に入る(夏のみ)地域だけあって、気温は殺人的で、外に出る人いませんね。自転車置き場はいっぱいで、でも空いているところが一つだけあったので入れてきました。駅前にできた、30台くらいしか自転車を置けない自転車置き場なんですが…仕事に行くときは大体私が速いので、置けるんですが(一日100円)、今日はいっぱいですね。きっと涼しいうちに都会に出てデパートとかで涼んでいるんでしょう。


練習はぺこぺこしたアップライトピアノ。ははっ。もう私はうちのザウターに慣れちゃったから、アップライトがおもちゃに思えるわ。何でこんなんでいい音出そうとしているんだろう。練習のスタジオの代金が一番安いからね。


それでレッスンになりました。まず、幻想即興曲。楽譜買ったから、練習の仕方教えてくれということで。楽譜をパデレフスキ版と全音ピース版を持っていったのですが、パデレフスキ版のペダルが、ずっと踏みっぱなしで、なんかちょっと歯切れがよくないんですよね~なんて話をしたら、パデレフスキは原典版に近くて、作曲当時のエラールとかプレイエルとかのピアノでは、ずっとペダルを踏んでいないと響かなかったから、ペダル踏みっぱなしなんですよと、先生が教えてくれました。すごい。私の半分くらいしか生きてないのに、ショパンの活躍したパリに居た私よりも、詳しいこと知ってます。すごい人です。確かに私が昔パリで弾いてみた昔のエラールやプレイエルでは、カンカンしてて、音が伸びないです。今のピアノであれば、現代の楽譜を使ったほうがいいんですよと。ということで、パデレフスキ版はやめて、全音ピース版を使うことにしました。エキエル版も、死後出版した曲集の中に入っているらしいと先生が教えてくれました(黄色いエキエル版じゃなくて白いエキエル版ですね、神戸楽譜に聞いてみよう)。幻想即興曲はショパンの死後出版された作品で、作品番号も遅いんですが、作曲されたのは1834年、パリで初の演奏会を開いた2年後の24歳の作品です。曲調は単純で、ABA型のAもBもおなじみのフレーズです。Youtubeでは「これ!」といった演奏に出会っていないので、音源は掲載いたしませんが。いい曲というか、もう子供のころから何度も何度も聞いてきたので(発表会では必ず誰かが弾く!)、楽譜見る前から全部頭に入っていて、暗譜するどころか、楽譜なしでも弾けるレベルです。そのくらい有名。


本来は速い曲だけど急いで今から早い練習はすることはなくて、とりあえず早いパッセージも流れを重視して弾けるように、次回まで早く弾くの禁止になりました。途中のゆっくりしたきれいな部分も、左の音量が大きいので、左手セーブすることを次回までの目標にしました。


そこで20分。
今度バルカローレ。先生にしては珍しく、一曲通して聞いてくれました。
感想は言わないですね。
「こことこことこことここ、こう弾きましょう」と早速指導が入ります。
私の目標は、鍵盤を見ないでこの曲を弾くことができるようになることなんですが、先生はそれ以上に指導が厳しい。っていうか細かい。出だしがこの曲では一番難しいのですが、そこをもっと透明感のある音で弾いてくださいとのことで、うわ、またこの先生レベル高いこと言うよ…透明感のある音って…先生がやって見せてくれたので、私が次に真似をしてみました。私は耳がいいので、一回聞いたら、無理なことでなければ先生の音を再現できます。そうやって、最初のテーマの出だしの左右のバランスも先生に弾いてもらって、理解しました。今回は曲の中巻部、#が3つになるところ。音楽としてはここはもっと進むというか前に前に行くところだよと言われました。ここは難しいので私は慎重にゆっくり弾いていたのですが、先生はどんどん先に先に弾いてしまいます(ちなみに先生は初見です、初見で弾けるなんて卑怯な、いや贅沢な!)。
多分次回は後半をやるんだと思いますが、これだけ丁寧に見てもらっていたら半年はかかりそうです。弾けるとわかったら教えることがいっぱい、ということなんでしょう。


あと私はフィンガリングを気にしすぎだと言われました。前の先生が、楽譜に書いてある指を守るのが絶対だったために、私もつい最近まで楽譜に書かれているフィンガリングを忠実に守っていたのですが、この楽譜の指はできないので勝手に色々変えてしまいまして、それでいいのかという質問を何度もしていたのです。男の人が編集者だったら自分たちは弾きやすいけれど、明らかに女性が編集したものは手の大きな男の人には弾きにくいんだそうです。


パリの音楽学校に行ったときには、ピアノ科の人は、曲を選ぶと、同時に先生からフィンガリングの入った楽譜を渡されるのだそうです。そういうものかと思っていました。気にしないんでいいんですね。音楽としてできていればいいんですね。


最後に先生に「暗譜ってどうやるんですか?」って聞いてみました。私は今回1か月でショパンの長い曲を仕上げるという自分の能力を超えたことをやろうとして、最後の方は暗譜で悩みました。結局はできたんですが、普通の人はどうやるんだろうと思って聞いてみました。「さあ~。暗譜で困ったことがないのでわかりません」以上。おいぃぃ先生~~~!!!!芸大生でも音感のない人たちは暗譜に困っているようだけれど、自分にはその気持ちがわからないので、何とも言えないそうです。先生は私に似ていて、譜読みに時間をかけて、暗譜はすぐできるというタイプなんだそうです。


あーピアノのレッスン楽しかった。
買い物して帰ってきました。最近は一週間分をまとめ買いするのと、外出した日はお弁当を買ってくるという感じになっていますが、1週間分だと自転車のかごに入らないので(お菓子とかもあるので)、今日はかさばるものだけ買ってきました。明日はフランス語です。


そうそう。昨日はねずみが出たんです!!私がいる居間で、のったりしてたら、ほいほいとカーペットの上を歩いていくじゃないですか。こどものねずみです。もうこの家のどこかにねずみの巣があるんだと思います。どうしたらいいんでしょう。駆除してもらう??お役所に相談かなあ…。ねずみを追って蛇も入ってくるから、怖いんです。人がいるとねずみも来ないって言っていたから、大丈夫かと思っていたんですが、私なんぞ怖くないみたいです…。

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