ひまわり畑を夢見るブログ

44歳の時、乳がんの診断。ステージ2。手術して抗がん剤とホルモン治療。仕事と治療の両立の生活記録を残します。

へとへとで帰り着いて8時、悲しいヴァイオリン

昨日は、ピアノの練習出来なかったんです。
ショパンの幸せに包まれずに眠ってしまいました。しんどくて。
ここの所本当に何をしなくてもしんどくて、土日は休みじゃないけれど、空いた時間は寝たきりになってしまいます。


今日は急いで定時で帰ってきました。
ピアノが弾けるうれしさより、悲しさの方が先に立ってしまっています。


十何年ぶりかに連絡を取った友達に、ヴァイオリンを貸していたんです。
事情があって連絡が取れませんでした。パリに居る間にPCがクラッシュしてしまい、連絡先を控えていなかったので、メアドがわからず、住所も日本に残してきた書類の中にあったんですが、蔵にしまわれてしまったので出すに出せず。ずっと連絡が取れないでいました。携帯電話はダイレクトにパリのコンセントにつないだので焼けてしまって番号がわからなくなってしまったし…。


ふとしたことで連絡先を知って、連絡が取れたんです。
別にヴァイオリンをすぐに返してほしいわけではありませんでしたし、使ってくれるならこれからも使ってもらいたかったですが、すぐ送る、って、着払いで送ってくれました。


それだけです。
ごめんねって、謝ってもダメだった。
これで縁を切るらしいです。
借りたヴァイオリンを送り返すときには、普通の常識があれば、ちゃんとメンテナンスに出してから返してくれるものです。繊細な楽器だから、ただ置いておいただけでもヴァイオリンはダメになるのです。使っていないと、どんどんダメになっていく。割れやヒビがあるかどうかは必ずチェックして、借りていたわけだから、それをなおして返してくれるのだろうと私は思っていました。使っていなかったらカビが生えている可能性があるし、楽器としてもうだめになっている可能性もある。それを私はずっとお任せしてお貸ししていたのがいけなかったんですが、楽器の健康状態の確認なしで、着払いで、宅急便で、送ってくれたんだそうです。


とっても悲しいです。ヴァイオリンが、私の大学時代をともにしたヴァイオリンが、そんな風にいい加減に扱われて運ばれてくるのが。


手元に届いたら、抱きしめてあげて、すぐに楽器店に持っていこうと思います。多分ひどい状態になっているでしょう。ヴァイオリンを預けるなら、お店か、プロの人に預けないとダメですね。


もう楽器として弾けない状態になっていたらどうしよう。十何年も連絡を取らなかった私が悪いって、言われるんだろうと思います。それは私が悪いです。でも、100万近くもする価値のあるものを、信頼してお貸ししたのに、私が裏切った信頼の代償が、それなんですかね。値段じゃないんですよ、私が一緒に戦ってきた愛すべき楽器が、いい加減に扱われたことが、辛いのです。


私の裏切りは、私の最愛の楽器をないがしろにすることで、相殺されたのだろうか。
それほど恨まれてしまったのか。楽器に罪はないというのに。


悲しいです。
例えばペットを飼っていて、一寸旅行に行くから預かってもらった、お土産持っていかなかったからペットが虐待されて帰ってきた、そんな感じです。


もう悲しくて今日はピアノ弾く気にはなりません。


そうそう、会社で診断書出してきました。でも、試用期間の今、適応障害の診断が下ってしまったら、そのままくびになる確率が大きいし、試用期間が終わった時に「うちの会社に適合できなかったね」ということで契約できなくなる可能性があるのです。だから、会社には提出しないで、人事の人に話を聞いてもらって、通勤を週に1日にしてもらいました。上司は相変わらず私のことは無視です。


私ってそんなダメな人間なのかな。友人にひどいことされ、上司に無視されて。


自分は自分という人生の主人公。だから堂々としていればいいんだけれど、悲しいことが多すぎて、今は悲劇の主人公です。やだな、悲劇の主人公なんて。最後には快進撃で勝ち誇る主人公になりたい…。


でも今はとにかく悲しいので、今日はおとなしく寝ます。


悲しすぎるので誰か楽しい話してください…。

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