ひまわり畑を夢見るブログ

44歳の時、乳がんの診断。ステージ2。手術して抗がん剤とホルモン治療。仕事と治療の両立の生活記録を残します。

素敵なピアノでした

今日は朝からフランス語教室で、余裕の間に合う時間で行きました。
私は衝動買いの病気なんですという話をして、今、ピアノを買うかどうかで迷っているという話をしました。もう一人生徒さんがいて、その生徒さんは大阪に旦那さんがいて、単身赴任で東京の大学に来ているのですが、その方は、知人に東京にマンションを買った方がいいと言われているという話になりました。お互いお金の話です。そのうち先生のサラリーの話になり、フランス語教室の先生ってちょっとかわいそうなくらいもらってないんだなあと思ってしまいました…まあでも先生、作家なので、そちらの収入もあるとは思いますが。


フランス語が終わって、大急ぎで池袋サンシャインシティのホールでのピアノ展示会に行きました。会場がそんなに広くないから、そんなにラインナップもないだろうとあまり期待しないでいったのですが、まあ、期待しなかった通り、やっすいピアノばかりあって、お目当てのヨーロッパピアノは、グランドがスタインウェイとベヒシュタインがそれぞれ1台ずつ、アップライトがスタインウェイとベヒシュタインとホフマンがそれぞれ1台ずつ出ていました。スタインウェイのピアノの前にずっとおっさんが座っていたので価格を確認できませんでしたが、ベヒシュタインのグランドは450万円。アップライトは皆大体150万くらい。


みんなが周りで弾くのでうるさくて音の確認はできませんでしたが、ちょっと違うものも見てみようと、25万円くらいのピアノを触ってみました。


あ~やっぱり25万円だなあ…。悲しい…。もっと歌いたいだろうに。パーツが安すぎてかわいそうな音しか出ないです。


それから大急ぎで地元の楽器店のコンサートへ。私が欲しがっているプレイエルを使ったコンサートなのでとても楽しみにしていきました。
プーランクとショパンとフォーレのプログラムでした。
でもね、あのプレイエルは、いわゆるショパン時代のプレイエルとは全然違っていて、フランスらしくない、優等生っぽい楽器なんですよ。それこそブラームスでもベートーヴェンでも似合いそうな、完璧なピアノなんですよ。その点面白くないとは思うのですが、海外のピアノで、それだけ平均的で、しっかりしているピアノで、300万台で買えるなんて、もうめったにないと思うのです。


買い…ですかね…でも今買っても埼玉の家に置いておくだけですからね…。300万て、本来ヴァイオリンの弓をそのくらいの価格で買いたいと思っていたんですけどね。


その前に、母からは、これ以上楽器にお金をかけるなと言われています(なので昨日の20万の衝動買いは内緒です)。


うーーん。でもそのピアノも、あまり弾かないような私のうちに来るよりも、もっと大事にしてくれる、ピアニストの方に買われた方が幸せだろうなあ…。うちに来て幸せにしてあげられるかなあ…。


悩ましいです。あの音質で、あの価格なら、すぐ買い手が付きそうです。
将来的に退職してピアノの先生をやるとしたら、やっぱりあの楽器が必要になると思うけれど、姉がザウターのグランドをくれるって言ってるから、それに期待しようかなあ。ザウターもらったら代わりにベヒシュタインのアップライトをプレゼントすればいいか。


かわいい、きれいな音のピアノでした。キラキラしていて、プーランクが良く似合う、快活な、元気なピアノでした。欲しかったけど、やっぱり楽器には幸せになってほしいから、もっとちゃんと弾いてくれるピアニストさんのところに行くのがいいでしょう。


写真撮ってくればよかったなあ。
ちょっと夢を見させてくれてありがとう、幸せになってね。

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