ひまわり畑を夢見るブログ

44歳の時、乳がんの診断。ステージ2。手術して抗がん剤とホルモン治療。仕事と治療の両立の生活記録を残します。

松本清張「砂の器」野村芳太郎監督

眠れぬ夜に読書もいい加減飽きてきたので、昨晩1時くらいから、映画「砂の器」を見ました。小説は名作で名高いので、いつか読んでみたいと思っていました。でも映画で先に見ておくのもよいかなと思いまして。


今年は縁があるのでしょうか、ハンセン病を扱った作品は2作品目です(さいしょは「あん」でした)。淡々と捜査が進められていく様子から、次は何が発見されるんだろうと期待しながら見ていましたが、結果的には、捜査の過程で見えてこなかった「ハンセン病」がキーとなり、ハンセン病だった親がいることをばらされたくない犯人が、本当に人の好い、罪のない、正義感の強い元警察官を殺してしまうという殺人事件でした。


クレジットでも出ていましたが、ハンセン病には特効薬があり、今では隔離もされておらず、差別もされていないとのことですが、本当にそうなのか。ハンセン病に関連する作品が出てくるということは、社会的にハンセン病患者に対する迫害に対する反省があるのかもしれないなどと勝手に思いました。


音楽が素晴らしくよかったです。犯人が作曲家だということもあり、映画化にあたって音楽を充実させることが条件だったとは思いますが、なかなか素晴らしかったです。
田舎の風景、昭和の風景にも感激です。田舎ではまだ茅葺屋根の集落が多かったんですね。それから鉄道の旅。夜行列車を使ったり、田舎の水田ばっかりのところを通り抜けたり、汽車だったり、なかなか風情があって、これぞ昭和という感じでした。


それから、刑事が事件を追いかけていく過程で、刑事の個性とか、ひらめきとか、そういうものがあまり感じられなかった、執念深さは感じたけれど、それ以外は何とも平坦な道のりだったように思います。原作はもっとドラマチックなのかもしれません。


今日も昼寝してしまったので夜中映画見ようと思います。本格的に昼夜逆転です。3時には寝るようにしていますが、昼間寝てしまうのはちょっと問題ですね。勉強ができていないので焦りを感じています。

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