ひまわり畑を夢見るブログ

44歳の時、乳がんの診断。ステージ2。手術して抗がん剤とホルモン治療。仕事と治療の両立の生活記録を残します。

弾けない~やばい~まずい~どうしよう~。

全然弾けてない。


今日はフランス語の先生がお休みなので、遅く出て行ってピアノのレッスンでした。
11時半の電車だったから、9時から11時くらいまで練習すればよかったんだけど、体力温存を選択。がっつり寝て、ゴロゴロして、家の中ひっちゃかめっちゃかで、まるで家の中を竜巻が通過したようなお祭り状態で、昨日は練習できなかったし準備もできなかったので、とりあえず着られそうな服と洗ってある下着類などを詰め込み、お薬セットを作成し、楽譜とパソコンとペットボトルを入れて出発!!


レッスン前に大体1時間スタジオ借ります。アップライトピアノ。
いやいやもう笑えるほど全然弾けないの。手が開かない。アルペジオが全然届いてない。スクリャービンばりのすごい変なアルペジオだから左手が死ぬかも。
左が難しいので右をおろそかにしていたら、右でなんの音を取っていたか忘れてしまい(いつも適当に弾いている)、練習中にしっかりがっしり右手見るポイントをチェック。


ピアニストって、なんかどっか遠くを見ているのが普通らしいんです。前の芸大の先生にも、鍵盤見るなって言われました。でも全く見ないと弾けないので、顔の角度を変えないでそっと見るらしいんですが、私にはそれができません。
なので、大体左手がん見しているんですが(右は大体メロディだったりするので、変な動きはしないし、ベースの音がとれていれば、あとはいかようにもごまかせる)、必要によっては右を見ないといけないところが出てきて。


今までどうしてたっけ?今まで右手ってほとんど見てなかったなあ。
例えば鍵盤上の運動会として有名なスクリャービンの4番ソナタ、右手見ないで弾ける。むしろ両手見ないで弾けるけど(だってもう30年弾いてるから)、何かを見ていないと、客席見てしまったり、見えないものが見えてしまったら嫌なので、とりあえず左手見てる感じです。


楽譜はダメですね。邪魔です。楽譜や譜面台があったら音が全然違うので、本番も練習も大体楽譜はみません。


ヴァイオリンの時は、譜面たてと楽譜があると、なんだかそこに隠れられるような気がして、自信がない時はおまじないで譜面見ますが、ヴァイオリンの音はその上を行って広がるから、譜面があってもまあいいんです。


ピアノは譜面や譜面台はダメです。全然音が違う。


明日は3時間くらい練習できるから、一応譜面を見て、どこで右を見るか、どこで左を見るか、どこであの世を見るか、練習しよう。ともかく明日と明後日しか練習できないんだから、今のままでは止まって止まってしょうがないので、頑張ろうと思います。


先生に言わせると、3か月で普通の人はこれは弾けませんて。
私は大体なんでも3か月で仕上げるタイプで、仕上がらなかったのはこれが初めてかもしれないです。まあ、親の介護でいったりきたりして、弾けなかった日が多かったし、直前に過労でぶっ倒れたりしていたので、しょうがないんですけど…。


あーもーどうしよう。どうしよう。どうしよう。どうしよう。


ひけませんでしたごめんなさい、では許されないところなんだけど。
昔の先生のお弟子さんでプロになった人の演奏会だから、その場を汚すわけにはいかない。あと2日で、完璧に、プロのように弾かなければ。


演奏会で言い訳を言う時間はありません。
頑張ります。精いっぱい、私を信じて、神様を信じて、もし母が元気なら見に来てくれるかもしれないから、そしたらこれが母の聴く最後の本当のクラシックかもしれないから、頑張ろう。


母は今度の週末家に来るので、大慌てで掃除業者を探しています。
今日は日曜だから捕まらないのと、大手さんは1か月後とカになるんだそうで…。
自分でやるしかないのかな。
絶対に、家の前で家族写真撮ろう!


明日3時間命かけて頑張ります。


今日は母の家の近所の定宿宿泊。先週泊まった部屋がいい部屋だったので、またここねってお願いしたら、そうしてくれました。ありがとう!


それでは皆様素敵な一週間を~。

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