ひまわり畑を夢見るブログ

44歳の時、乳がんの診断。ステージ2。手術して抗がん剤とホルモン治療。仕事と治療の両立の生活記録を残します。

歌を習いたい+ブラームス聞き比べ

在宅勤務をしていると、楽器はできないですが、仕事しながら歌っていることが多いです。
私は歌に関してはさっぱり自信がなく、カラオケも苦手です。カラオケをすらすら歌うことができる人が不思議でなりません。どうして楽譜もないのに、すらすら歌えるんだろう。まあそれはおいておいて、私は声帯がひ弱で、肺活量がなく、高校生のころちょっと歌の勉強をしたのですが、そのとき先生に、声量は期待できない、ということを言われてしまいました。今でも話す声が小さくて、私の周りの人は私が話すときはものすごく気を使ってくれます。


大声で話さないというのは父の教育方針で、うちでは大声は禁止でした。それもあるのかもしれません。


在宅勤務でこう毎日歌っていると、もっと歌いたい、歌える曲が欲しいと思ってしまいます。


3か月間とか、時間を決めて歌を習ってみようかな。ボイストレーニングとか。歌なら10時を過ぎても歌っていられるし、何なら朝8時から夜12時まで歌えそうだし。


ピアノの指導者の資格を取るのにも歌は必要なんですよね。前回はほどほどに歌えていたから合格できたけれど、もっと歌えないとさらに上の級は難しいと思うのです。


ということで、お金が許す限り考えてみようと思います。1レッスン30分で毎週とか。


さて、ブラームスのヴァイオリンソナタを流して仕事していました。
プーレ先生のは、なんというか。お上品な、相変わらずの演奏で、丁寧さ、ささやかな歌心、微妙なところが出ていたと思います。でも、一般のお客さんに聞いてもらうには、こういう演奏はちょっと難しいかなと。通好みですね。あと楽器がよく鳴っていない。もっと音量出るはず。裏板がびりびり響くくらいのことができていたと思います。私がパリにいた時の話だからかなり前ですが。


ムターは素晴らしかった。ピアニストのワイゼンベルグがすごいです。あとムターの音量の幅が信じられないくらい広いんです。私のヴァイオリンではまねできないレベルです。録音状態もよく、あの退屈なブラームス1番ソナタを、かなり楽しませてくれました。こんな演奏できたらいいなあ。2番も本当に楽しく聞かせていただきました。やっぱり2番いいなあ。ピアノの出番、ヴァイオリンの出番、これをしっかり譲り合っているところが、一段高いアンサンブルレベル何だろうと思っています。こんな演奏をしてみたい。


デュメイはめちゃめちゃいいです。ビブラートのかかってないところをすごく生かしているし、ブラームスの理解度が違う。ムターはガシガシ弾く感じだけれど、デュメイの強い音は箱(会場)の響きを利用していてピアノに負けていない。この人は弱い音はとても透明感のある音で聞こえてきて、ピアノに決してかき消されることがないから美しい。ピアニストのピリスとのコンビは本当に息ぴったりで、感動です。たぶん、デュメイは体格や腕の重さや筋肉といった点で恵まれているので、かなりの幅のある音が出せるんだと思います(バリバリ弾いてます)。でも静かなところが静かすぎてちょっとこの人じゃないと聴かせられないなという名人芸も感じます。


結局3つのCDを聞いて、私はデュメイが一番レベルが高いと思っていますが、私がしたい演奏はムターのほうです。ムターは分析上手でわかりにくい曲をすごく明快に、素直に、快活に弾いてくれています。私のマインドはムターのほうがあっている気がします。ブラームスに関しては。


快活なブラームスって、ちょっと変かもしれませんが、結構ブラームスって快活なこともあるのですよ。交響曲の1番の最終楽章とか、めっちゃ快活ですよね。淡い感じの音との差が出せれば結構いい感じに引けるんじゃないか??


よし、ムターを分析して、まねて弾くことにしましょう。


ところで、今年の5月に最後につけて、以後放置してあった灯油ファンヒーター、付けてみました。くさい…。でもちょっとだから頑張って我慢します。

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