ひまわり畑を夢見るブログ

44歳の時、乳がんの診断。ステージ2。手術して抗がん剤とホルモン治療。仕事と治療の両立の生活記録を残します。

うわーーーん全然ダメだ――!!

本番まであと1日となりました。


昨日はピアノを5時間くらい練習出来たんです。でも今日は、どうしても起き上がれなかった。練習のし過ぎとかではなくて、何となく気分がのらなくて、やりたくなかったんです。どうせ今から練習しても、上達するわけがない。いや、最後の最後まで上達する可能性はある。そんな考えが頭の中をぐるぐるしていて、うだうだしていました。


練習ができない自分がとても悔しい。掃除洗濯と明日の服と靴の準備はしました。
5時になってやっとピアノの練習開始。7時まで。今までミスしたことがないところで間違えるようになってしまって、大慌てです。こんなところ、今まですらすら弾けてたのに、どうして前日になってできなくなるかな?確かに難しいところではあるんだけれど、難しいって気が付かなかったらうまく行けてたのに。今呆然としていて、明日が怖くなってきました。


ヴァイオリンは1時間練習しました。こちらはだいぶいい感じで、凡ミスさえしなければ大丈夫なんですが、私は凡ミスが本当に多いので、とりあえず間違えそうなところをたくさん間違えておきました。私の場合、本番前にたくさん間違えておくと、その点を注意するようになるので、完璧に弾こうとしないで間違えるように練習をしておきます。演奏は集中力ですから、どこで集中力を抜いていいかというのは計算しておかないといけません。曲のすべてにおいて集中していることは不可能なので、気を付けるところを覚えておくという方法を取っています。


ピアノもそうなんですけどね、間違えておいて、どういう時にどこを見るか、どの音を取るか、どの指を中心に動くか、そういうことを計算しておかないといけません。ちゃんと練習出来ている人はこんな計算は必要ないと思うんですが、私はきっちり計算しておかないと弾けないし、本番で計算がくるってしまったら大惨事なのです。


今まで演奏会でピアノでもヴァイオリンでも止まったことはありません。今回が生まれて初めて止まる演奏になるかもしれません。人生50年にして止まる。あああーーだめだーーーーもう本当に怖いです。


ショパンのバラードの1番にはとても素敵なメロディーがあるんですが、弾いていて本当に幸せだと感じる瞬間です。そこだけ弾きたい。だけど、その前後に嵐のように難しいところがあるので、なおさら余計にその美しいメロディーが引き立つんです。全くルバートせずに、淡々と、情景を写実的に表現するように、書かれている通りに弾くだけで美しいです。私は揺らさないほうです。余計な味付けはしないです。ショパンはおいしい味付けがしてあるので自分がわざわざする必要はないのです。余計な味付けはショパン的ではないです。


幸いなのが、私のようなへたくそがプログラムのトリじゃなかったことですかね…。今回トリだったらマジで死ぬ気で練習しないと行けなかったですが、まあ、死ぬ気直前の力の入れようで練習していますが、この前のスクリャービンとかラヴェルの時みたいにノーミスで弾ききることはできないと今から思っているので、トリじゃなくてよかったです。
トリじゃなかったのは悔しかったですが、今回は、それでよかったと思っています。まあでも、あとは祈る気持ちです。神様、間違えませんように。


というわけでピアノ練習してきます。

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