昨日最終面接通過の連絡があった企業（A社）は、我々の業界では知らない人のいない、一流の専門的な中小企業です。うわあーいいところに受かっちゃった～と思っていました。私の研究室ともいろいろやり取りがあって、うちの研究所にもいろいろ納品してくれて、かかわりが深い会社なのです。

なので、知っている人もいるわけです。その実情を。

数年前、その会社がうちの研究室におさめたある機械は全然動かなくて、何度も営業さんを呼び出してしかりつけて、実際作っているのはフランスなので、そこの会社持ちでフランスまでうちの職員がいって話をつけてきた、ということもありました。

私はその機械が担当ではなかったので、良く知らなかったのですが、良く知っている人に昨日の深夜メールを出して、実はA社からオファーが出ているけれど、Ａ社についてどう感じているか教えてくれと聞きました。

結論から言うと、家族経営企業、離職率高く給料も上がらない、上司は頼りにならず優秀な人は引き抜かれていく、でも簡単にはやめられない、強い引き留めがある、という会社らしいです。
何やら、入社した人の半分以上がすぐにやめてしまう会社だそうです。営業トップでも給料上がらず、頑張っても認められないらしいです。

基本、ものづくりの会社なので、技術系の人たちには悪い印象はないとは言っていましたが、圧倒的に人員不足で、それを補う人を雇う余裕はないみたいで、開発が遅れていて、それを社長とか文系の人が怒るような会社らしいです。
経営陣と技術者があまり仲良くなさそうな会社のような気がします。

うわあああ…
どうしよう。もう一社の、Ｂ社に乗り換えようかしら。

私はA社に入ったとしたら、A社初めてのデータサイエンティストになるわけですが、私一人で、データを解析していくだけではなく、データ解析チームを作っていかなければならないわけです。人集めから、仕事の割り当てから、進捗管理から、そういったことをしていくわけです。管理職になるわけですね。でも入って1年目はたった一人です。そこから、何人必要で、どういう人が必要で、ということを提案していかないといけないのです。

今後働けて10年、途中で転職というのは、正直、やりたくない。だけどこんな会社だとわかったら、入りたくない。せめて技術系の人たちは、まともであってほしい。守ってほしい。

Ｂ社は全く知り合いもいないですし、様子もわかりませんが、印象は非常によく、人も皆さんよさそうで、ただ、私のような科学者は私一人で、ほかのメンバーは金融出身らしいのです。そのB社のグループに入ると、そういう人たちと一緒にエネルギー需給の予測モデルなどを作っていくという、チームプレイになると思います。

そこで、比較すべきところは、両社の給料です。多少ブラックでも、給料が良ければ我慢できると思います。それから、研究ができるかどうかということ。A社に入れば研究バリバリにやって一人で会社を背負って立たなければなりませんが、Ｂ社に入ったら研究はできません。ひたすら実務です。

明日Ａ社とのオファー面接があります。明後日Ｂ社とのオファー面接です。そこでそれぞれいくら提示するか。
テレワークについてはＡ社のほうが柔軟に対応してくれるそうですが、海外出張とかたくさんあるらしいので、結構体力使いそうです。50代からそれって結構しんどいかもしれませんが、海外行きたいので、Ａ社の方に一票入ります。
でも人がよさそうなのはＢ社。でもそれでも内情を知っている人は誰もいないし、私以外全員文系出身だから、雰囲気は柔らかいけれど理解はしてもらえないかもしれない。

うわああああ悩む～～。

私が問合せした人は、「ネガティブなことしか言えないです」と断言していたのですが、それでも言葉を選んで、適切に伝えてくれたと思うのですよ。A社が私に目を付けたのはよく理解できると。私みたいに何でも一人でやる人がA社には必要なんだというのは理解できるそうです。

そっかー。
悩んでる時間ないんですけどね、学会の締め切りが26日だから、何とかしなきゃいけないし、明日はピアノのレッスンがあるし。
取り合えず、ノートに表を作ってＡ社Ｂ社の比較検討を行っています。

ところで最近とても疲れやすくて困っています。食事量は変わってないんですが、9時ころになるとくたくたになって、そこでいったん寝て、それからピアノを練習するという感じで、ピアノにも力が入っていなくて、1時間くらいしか練習出来ていません。
でも今から疲労感を軽減するサプリを飲み始めたら、3年後、5年後、もっとひどくなると思うのです。どうしたらいいんだろう…。

とりあえずアマゾンでコエンザイムＱ10を注文しました。抗がん剤の時飲んでて調子が良かったので、効き目があるかなと思っています。