ひまわり畑を夢見るブログ

44歳の時、乳がんの診断。ステージ2。手術して抗がん剤とホルモン治療。仕事と治療の両立の生活記録を残します。

フランス語へ行ってきました。

今日は朝からフランス語に行ってきました。10時に家を出て、教室について待ち時間で読書をして、11時40分からレッスンなのですが、本が頭に入らない現象が続いていて、読書時間を教室の係の人としゃべって過ごしていました。


フランス語のクラスでは、昨日ルパン三世が始まって、今まで次元の声を担当していた声優さん(声優は英語でDoubleurというのだそうです)が50年目を境に交代するんですよ、などという話をしていました。昨日見ましたが、やっぱりお年を感じましたね、だけど次元の声はちゃんと残っていて、聞きづらいところはあったけれど、もうこれで次元が変わってしまうのは、とても悲しい…。昨日の話は次元が主人公みたいな話だったので、小林さんのラストにはふさわしいと思いますが…。この時が来ると思っていましたという難しい言い回しでとても残念な気持ちを伝えました。
今日はちゃんとした授業をやりました。Charger un chevalという単語を聞いて、なんのこっちゃと思ってましたが、馬をチャージするってなんやねん…わからん。わからなかったので家で調べましたが、ネットで調べても出てきません。電子辞書では「馬に荷物を積む?」だそうです。se charger deは引き受けるとかそういう意味だけれど、なんだろう、重荷を負うみたいな意味かな…後で調べてみます。


1時過ぎに楽器店へ。今日はベヒシュタインの100年物の古いピアノ770万と、ザウター550万を弾かせてもらいました。私の好みは圧倒的にベヒシュタインの100年物の古いピアノで、鍵盤の隙間がちょっと空いているので、ミスタッチが少なくて、弾きやすいんです。タッチもとても良くて、どんな音を要求しても帰ってくる熟練の戦士のような楽器でした。ザウターは2012年のもので、これも海外で買ってきたみたいなんですが、正直550万では高いと思いました。もともとザウターって高いものじゃないんです。日本で言うところのヤマハみたいなもので、ドイツ(オーストリア)最古のメーカーさんですが、量産品が出回っているんです。新品でも200万くらいで、それに関税と調整費くらいで買えます。


触らせてもらって、いろいろピアノに関するうんちくを聞いてきました。
ピアノの歴史って、300年くらいあるんだそうです。私が知っている限りでは、現代のピアノと同じものができたのは、1800年代後半と思っていました。それまでのピアノは、グランドピアノでも弦がまっすぐで(今のグランドは、弦が斜めに張ってあってクロスしてます)、下からハンマーで弦をたたくだけのシンプルなものだったと思います。ショパンはそういうカンカン鳴るピアノで作曲していたんですね。そのころのプレイエルを弾いたことがあります。本当にぺこぺこしていて、今のコンサートグランドみたいに豪快に音が出ていたわけではないのです。
ただ、300年前のピアノが今つかえるかというと、使えるものはほとんどないそうで、博物館とかにあるだけで、それを用いた演奏とかはなかなかできないんだそうです。
ファッチオーリの話もしました。ショパンコンクールで結構弾いている人がいましたが、あのピアノは、スタインウェイと、ベーゼンドルファーと、ベヒシュタインのいいところを取ったピアノなんだそうです。それぞれの技術者が集結して作っていて、特に最近は日本人の技術者がショパンコンクールまで出かけて行って調整しているらしいです。日本の今の支店長はスタインウェイの出身だそうです。だから今のファッチオーリは最強なんだそうです。ショパンコンクールは結構聞きましたが、日本人でも選んでいる人がいて、やっぱりちょっと明るすぎるかなと。ショパンを弾くにはちょっと太陽がギラギラしている感じがあります。
いろいろ話して、結局買いませんでしたが(当たりまえです。700万も500万も出せません)、楽器店の専門家にお願いして、予算をお伝えしてピアノを探してもらうことにしました。グランドを入れるのに家を大改造しないといけないので、その余りで買う予定ではありますが…買うにしろどうするにしろ仕事が決まってからにしたいとは思います。


今週はレッスンがあるから、練習しなきゃですね。先週コンサートグレードが終わってすっかり練習するモチベーションを失くしてしまいました。でもショパンコンクールを連日聞いていて、あんなふうに素敵に弾けたらいいなと思って、楽譜を見たりはしています。
弾けたら気持ちいいなと思うのは、舟歌とスケルツォの2番。どっちも弾きたい。でも今練習しなきゃいけないのはバラード1番。今日も夜練習頑張ります。
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