ひまわり畑を夢見るブログ

44歳の時、乳がんの診断。ステージ2。手術して抗がん剤とホルモン治療。仕事と治療の両立の生活記録を残します。

おひとりさまのがん


他人事ではないので、興味深く読ませていただきました。長い記事です。
自分の場合、母がいなくなったら誰も頼る人がいません。姉は家族があって忙しいし、妹とは全くコンタクトがないし、私が転移・再発して余命宣告されたら、誰にも自分の後を任せられません。


ヴァイオリンはどうしよう。ヴィオラはどうしよう。集めてきた宝石類はどうしよう。大量の本はどうしよう。ネットや保険、Blogやメアド、銀行、カード、定期預金、あと、山。


私の持ち物で最も資産価値が高いのはヴァイオリンなのですが(山のほうが高いか…)、普通に楽器店に売りに行ったら、下取りだったら数百万で買ってもらえるけれど、買い取りだったら100にもならないと思います(楽器店はそういう商売なのです、下取りで新たな高級楽器を買ってくれるなら、買った値段の8割くらいで買い取ってくれますが、買取だと買った値段の30%くらいの値段です)。だからと言って甥っ子や姪っ子で楽器をやる人はいないし。大事な楽器だからだれか信頼できる人に引き継いでほしいけれど…。


私は自分が余命宣告を受けたら、生前葬をやるつもりでいます。友達にはそれは話してあります。生きているうちに会いに来てほしいので。多分コンサートになると思います。それまで太らないよう、楽器の腕が落ちないよう、ショックにも耐えられる強靭な精神を保ち続けられるよう、頭の病気がよくなるよう、頑張っていかないといけないですね。


経済的な問題は、うーん、どうしようもないのかなと思ったりします。社会保険に入っていれば、傷病手当がもらえますが、たぶん来年の4月からは社会保険入れないでしょうから、そうしたら自分のお金で治療や延命をしなければいけないのです。願わくば社会保険に入れる仕事を探したいですが、それは難しいですね。来年からは、できても大学の非常勤の掛け持ちくらいだと思うのです。


来年の不安定な身分の自分と、がんの再発への不安が重なって、今にも逃げ出したい気分です。がんにならなければ、再発や転移の可能性なんて頭の片隅にもなかっただろうけれど、一度がんになると、呪いのようにくっついてくるんですよね。


とりあえず、大学になってみんな知り合った30周年記念の年までは生きられたらと思っています。



今日は自分主催の会議があったので緊張しました。仕事の進め方はOKっぽいです。何事にもぐちぐち言ってくる上司が、予定時間内に会議をきっちり終わらせた私に何も言ってきませんでした(上司が仕切ると説教タイムが入って絶対に予定時間内に終わらない)。上司と共同研究者に仕事を割り振るだけの会議だったんですが、まあまあ順調に終わってよかったです。
こういう仕切り能力とか、手際の良さを生かせる仕事ないですかね…。


まあでも根が研究者なので、やっぱり研究職で次の職を探しますが。


もうちょっと頑張ろう。


にほんブログ村 ダイエットブログへ

にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへ

×

非ログインユーザーとして返信する