ひまわり畑を夢見るブログ

44歳の時、乳がんの診断。ステージ2。手術して抗がん剤とホルモン治療。仕事と治療の両立の生活記録を残します。

2階屋根おわり、1階の養生。中国の音階

今日は確か大工さん来ないな、平和な暇な土曜を過ごそう!と思っていたんですが、すっかり忘れてしまいました。土曜くるって言ってましたね。


起きたのが8時で、もう5分後には職人さんたちのかんこんかんこんの音が始まりまして。
ご飯食べる前に慌てて身なりを整えて、土間にあるかれた植木を家の中を通って勝手口から外に出して。


土間の上の屋根を取っちゃうので、一時的にうちは1階が「外」になります。
私のいる洋間は大丈夫ですが、ほかのすべての部屋が、筒抜けになります。


そのために養生していってくれたんですが、うーん。どっからはいるんだろう。玄関が土間ですからね。ブルーシートをめくって出入りですかね…あ、一応玄関入っての作業なので玄関は閉められます。


今カルチャーセンターの古代の音楽の講座を取っているのでその録画を見て勉強しつつ。今日は中国の音楽だったのだけれど、古代中国には現代の音階と同じ音階があったらしいんです。ちょっと興味持っていろいろ探してしまいました。そんなはずはないんです。アラブの世界だって音階違うし、そもそも今西洋音楽で使われている音階っていうのは、理にかなってそうで、そうでもないんです。つじつま合わせのために、無理してるんですよね。


今の西洋音楽の音は12個あります。
もともとは1つの音から派生する音で、音階になっているのは、4度と5度と8度。8度はオクターブだから12音と考えないようにして、要は4度も5度も調和する音、弦の分数倍の振動だから、もとの音の振動を増幅させ、ほかの雑音を生じない音なのです。
ピタゴラスはそこから12音を作ったんですけど、4度と5度以外は、基本的には、弦の基本振動の分数倍にはならないんです。すごい細かい分数倍にはなりますが、それで計算していくと、オクターブの中に12個音をいれられない。そこを数学的になんとかあてはめたのがピタゴラス音律。
でも分数倍じゃないときれいじゃないからというので、管楽器などの基本振動を操る楽器では純正率という音律が使われてきました。ヴァイオリンも基本は純正率です。
その辺、歴史的にいろいろ改変が加えられて、いくつかのヴェルクマイスター音律の調弦がクラシック音楽の最も盛んな時期にきますが、今は、なんというか、微調整平均律とでも言いましょうか。


そこまで言わなくても、西洋で発明された12音音階が、中国の古代で使われていたというのは驚きですよね、春秋戦国時代、紀元前4世紀、詳しくは、曽候乙墓で検索してください。青銅でできた鐘がいっぱい並んでいて、5オクターブ出せるんだそうです。真ん中の3オクターブはピアノと同じ音が出るんだそうです。


ピタゴラスも前4世紀の人だから、伝わったのかな。


ちなみに中国には中国の音階「三分損益方」というのがあります。これはピタゴラスの考え方とほぼ同じと言われています。調和する音から音階を作ったそうですが、これは時代的にいつなんだろうか。司馬遷の史記にはあったそうですが、あれが最初の歴史書だから、まあ紀元前にはあったと。


うーん。
私は最近全然自分の専門のサイエンスや情報学に興味がなくなり、こっちの音楽や文化や歴史に興味が移ってしまって、そちらに費やす時間が多くなり、非常に苦しいんですけど…。仕事は仕事でちゃんとやらないといけないけど、どうしてもね、仕事分野の興味が、つまらん…。困った。


明日はフランス語~。

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