ひまわり畑を夢見るブログ

44歳の時、乳がんの診断。ステージ2。手術して抗がん剤とホルモン治療。仕事と治療の両立の生活記録を残します。

音楽の能力の、高くて分厚い壁

今日は朝5時に起きて、庭を確認。昨日の予報では積雪20センチとのことだったので、どんなにすごいのか、戦戦恐恐として勝手口を開けてみると、うっすら、積もっています。
今後まだ降るかなと思い、ご飯を食べて二度寝しました。


朝8時半くらいに起きて、なぜかお腹がすいたのでお菓子をぼりぼり食べてしまいました。キャラメルコーンが半分なくなりまして。はい。もう、太りますよ?リバウンドしますよ?あたんしおん、ですよ。


夕方今日はピアノのレッスンがあるので、遅くなって地面が凍っていたら自転車に乗れないと思い、歩いて駅まで行きました。いい運動です。20分くらい、早歩きしたら15分で行ける距離、直線距離で1キロです。


フランス語のコース2回こなしまして。ピアノの練習に行ってから、ピアノのレッスン。ストラビンスキーの3曲あるうちやっと2番目の曲から見てもらえることになりました。ともかく先生若いのに細かい。若いからなのかな、妥協しないんです。


今までの先生に私は本当にいい加減に扱われていたんだなと思います。昔習った曲の楽譜を出してきましたが、ペダルや指の指示が全くかかれていません。我流でやっても何の文句も言われなかったんです。プーランクのスタイルとか、ラフマニノフのスタイルとか、まるっと無視して、私が好き勝手に研究してやってくるから何も言えなかったのか。どちらにせよ、ちゃんと教わっていなかったんだなあと…私が反省する点が大きいですね、良い生徒ではなかったのですから。


まあそんなことを反省しつつ、ペダルと指使いを私なりに書き込んできたのを、先生がチェックしてくれました。やっと3曲目のFinalまで行きまして、フォルテ3つの和音の出し方、体重のかけ方、力の抜き方を教わりました。


今までの先生は、腕を自然に鍵盤に落とすことしか教えてくれませんでした。そうすれば確かに強い音は出るのです。ただ、強い音しか出ません。とても痛い音です。私の嫌いな音です。嫌なので、真似はしませんでした。
今日教わった先生は、重力に任せて腕から落とした瞬間に反動で力を抜くことまで含めて教えてくれました。部屋を揺るがす音が出ました!すごい!私は骨が細くて音が弱いと言われていたのですが、やればできるじゃないですか!女性でも頑張ればそれなりの強い音が出せるんだなあと。


感動しつつ、先生にとりあえず伴奏のことを聞きました。
コンチェルトの伴奏だと安いんですが、ヴァイオリンソナタはちょっと高め、ヴァイオリンソナタはピアノとヴァイオリンを合わせないといけないから、だそうです。ヴァイオリンソナタのピアノパートが「伴奏」ではないことをよく理解してくださっている。この先生、いい伴奏が出来るかもしれない。これから交渉に入ろうと思います。


先生は、多分ロマン派とかベートーヴェンとか、まあ、そんなに時代が広くない範囲で勉強なさっているんだと思いますが、ちょっと参考に弾いてもらう時の、音楽のあふれだし方が、すごいのです。ちょっと1小節弾いてもらっても、全然違うのです。とても音楽的なのです。


越えられない壁を感じてしまいました。
たかだか20年ちょっとしか生きていないのに、そしてそんなに広い範囲勉強しているとは思えないのに、経験値だって私と比べたら全然浅いと思うのに、ストラビンスキーの良さをぱっと理解して、ストラビンスキーに最適な音楽として再現してくれる。音楽力が、全然違います。


ヴァイオリンの伴奏の件でも「私と先生ではレベルが違いすぎるから、お願いするのはどうかなと思ったんですけど…」とついつい漏れてしまいました。
謙虚な先生だから、そんなことないですよと言ってくださいましたが。


私は先生に追いつきたくて一所懸命練習しているけれど、先生は練習しなくてもできてしまう。プロですからね、ピアノ専門にやっている方だから、そりゃそうでしょう。でも、私も長生きして、40年近くピアノをやってきているのです。先生にできて私にできないわけがない、これからも上を目指して頑張りますよ~。とりあえず先生のレベルに追いつくことを目標に、ますます頑張りますよ~。


コンサートグレードの曲、プーランクかスクリャービンがいいですって言ったら、却下されてしまいました。先生は良く知らないとのことですが、多分弾いていけばいい音楽になるように教えてくれると思うのです。でも責任もって試験に合格させるなら、先生が良く知っている曲を教えてほしいです。

頑張ろう!音楽の能力の壁なんぞ、超えてやる。
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