ひまわり畑を夢見るブログ

44歳の時、乳がんの診断。ステージ2。手術して抗がん剤とホルモン治療。仕事と治療の両立の生活記録を残します。

面倒くさいことを嫌がらなくなる->大人?

子供のころの私は面倒くさいことが大嫌いでした。勉強、宿題、片づけ、花の水やり…。
なので、いかに楽にできるかをいつも考えていました。勉強はしない、宿題もしない、怒られることとやらないことを天秤にかけたら、怒られるほうがずっとマシだと思っていました。片づけは大きな段ボールでブルドーザー方式を開発、花に水をあげるためにシャワーを手作り。
うちの両親は長男長女で、弟や妹たちが、小さいころちょっとくらい変わっていても、だんだん大きくなればまともになっていくということを知っていたので、そんな私をただ見守るだけでした。しつけは厳しかったけれど、勉強しないことや、何か工作することについては何も言われませんでした。
何も言われないのをいいことに、秘密基地を作り探検隊を組織し団地の隣の棟の子供たちと戦争し、激動の子供時代を送っていました。雑で乱暴で面倒くさがりな、活発な子供でした。


理系の大学を選択したのも、理数系は勉強しなくていいからです。面倒が嫌だったんです。理数系なんてね、足し算と引き算と掛け算と割り算と三角形ができれば、あとは微分方程式でも高度な幾何学でもなんでも解けるはずなんですよ。公式なんて覚えません。数学は覚えない学問だからです。ということで面倒くさがりの私は、丹念に英語を勉強したり歴史の年号を覚えたりするのは嫌で理系の道を選択したわけです。まあ、センター5教科7科目勉強したり、進学したらテキストがみんな英語だったというオチもありますが。


それが今は、どうしたことでしょう、大人になったら面倒くさいことを嫌がらずにやるようになっているのです。コンピューターの面倒を見たり、開発環境をそろえたり、仕事の資料を揃えたり、新しい分野の勉強をしたり。ええええーーー!!って思われそうです。子供のころの面倒くさがりで乱暴な私を知っている人が見たら絶対驚きます。今でも乱暴だけど。


仕事だからかなあと思いますが、その傾向は大学院に入ってからですかね、研究が面白くて仕方なくて、何日も寝ないで研究するくらいだったのですが、人に見てもらうためにはちゃんとしたものを作らなければいけないと気が付いたことが大きかったです。そこから、面倒くさい予備計算や、面倒くさいグラフづくりや、面倒くさい英語の参考書読みや、面倒くさい基礎理論の勉強や、面倒くさい部屋の片づけなど、できるようになってきました。人に対しても丁寧になってきたと思います(面倒くさい人を見分ける力が付いたともいいます)。


もし研究の道に進んでいなかったら、自分には丁寧さというのが身につかなかったとも思います。音楽でも、楽譜を読むのが面倒くさいから、楽譜は1回見て覚えるようにしてました。丁寧に演奏することはできるんですよ、でも練習めんどくさいーって思ってしまいました。今でも演奏会前などは、本当は逃げたくなります。が、責任問題なので、逃げないで練習します。


今は仕事でいろいろ面倒くさいことをやっていました。計算機環境のセットアップです。そんなの業者さんに任せればいいんじゃないかと思うのですが、コード書くだけが仕事じゃないですからね、それなりにやらねばということで頑張っています。


今日は新しいマシンのセットアップで、スーパーユーザーでないとできないところで引っかかって中断しました。面倒くさいけれど、できると達成感があっていいですね。誰のためにもならないけれど、何かできると嬉しい。子供のころにこういう達成感を知っていたら私は雑で乱暴な子供ではなかったかもしれません。


面倒くさいけど、動かないともっと面倒くさくなる。何かできると嬉しい。いやいややって適当に終わらせたら嬉しくないから、嬉しくなるように何でも早くやっておこう。


さて、ピアノで弾きたい曲が出てきて頭の中でぐるぐる回っているので、練習しよう。

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