ひまわり畑を夢見るブログ

44歳の時、乳がんの診断。ステージ2。手術して抗がん剤とホルモン治療。仕事と治療の両立の生活記録を残します。

手巻き寿司とフランス語

昨日根をつめて論文作成したため、今日は私も上司も疲れきって、ろくに仕事が出来なかったという…。やっぱり年ですね。


でも職場の新人歓迎会(今頃やるんかい!)にはちょっとだけ顔を出しました。まだお酒は飲めないので顔を出すだけでしたが。
職場にフランス人がいて、ずっとぽつんと独りでいたので、ちょっと気にかけていました。いや、職場の皆さん、普通に英語は話せますし、そのフランス人も英語ぺらぺらなんですが、テーブルごとに、テクニカルなグループ、秘書さんのグループ、上司のグループなどに分かれてしまい、このフランス人さんはどこにも入れなかったのでポツリとしていたわけです。


手巻き寿司だったので、皆さん好きなように作っていましたが、フランス人さんは見ているだけか、お刺身をいただいているだけ。
しばらく人が手巻き寿司を作るのを見ていたフランス人さん、自分で見よう見まねで作ろうとしているが。
ここで口を出してしまうのが私のお人よしなところなんですが。
「手巻き寿司には順番があって、まずはお米から、見た目少ないくらいが丁度いい」
いやいや、手巻き寿司に順番なんてないですが、彼のやり方だといつまでたっても巻かれない、”手に乗せた海苔に乗せた魚の切り身”から脱出できないと思ったので、一番食べやすいやり方を教えてあげた。
味が引き立つのでしその葉っぱを乗っけることをお勧めしたら。
「これは何?」
「しその葉っぱ」
においをかぐ。
「ああ、フランスにもある。スープにしたりするよ」(ほんとか!私は見なかったぞ)
そうして彼はやっと海苔をクローズすることが出来て、醤油につけて食べることが出来たのでした(上から食べるのか下から食べるのか議論がありましたが)。
「ありがとう、これで僕は手巻き寿司マスターだ」
味を占めたフランス人さん、白ワイン片手に手巻き寿司をうれしそうに作ってばくばく。

私のいたテーブルに招いたら、皆さん英語で話してくれて、一人ぼっちではなくなった。

これで安心して帰れる、と思ったので帰ってきました。


決して私は流暢にすごくフランス語を話せるわけではないので、上手に説明できてはいないのですが、こうして同じ職場にフランス人がいるのだから、ただで勉強できるいいチャンスだと思って、これからもちょっと会話してもらおう。私のほうがもっと聞き取りできるようにならないと会話にならないのですが…。ちなみにうちの研究室では私が一番外国語が出来ません。


ていうか日本に長くいるんだからそろそろ日本語話そうぜ!
私だって、パリにいた頃は喋れなかったけどがんばったぞ!



↓今日も乳がんの話題じゃないですがフランス語もがんばりたいので応援してください。

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