堕落した一日+「風立ちぬ」
昨日は「悪霊」がクライマックスを迎えつつあったので3時まで読んでいたのですが、今朝はいつも通り8時には目が覚めて、仕方ないので朝食にしました。いつもの具沢山お味噌汁。
でもやっぱり眠かったのでその後12時まで寝ました。
パジャマから部屋着に着替えて、掃除洗濯しなきゃと思い、とりあえずお昼ご飯の準備。
お昼はチーズケーキとみかんとパン。ちょっと食べすぎたかなと思っていたのですが、食べすぎのせいで眠くなってしまい、そのまままたベッドに。
気が付いたら4時でした。
あれ?今日はいい一日になるはずだったのに、何なんだこの怠惰な一日は!勉強も進んでないぞ?練習もできてないぞ?悪霊も読み終わってないぞ?
ぞっとしました。何もしてない一日…24時間あるのに何もできていない一日…。
一週間の予定では、土曜日は掃除洗濯だけやって映画を見ようと思っていたのですが、そんな文化的活動もできず。
私にはそんな無駄な時間はありえない。あってはいけない、就職のため、論文のため、演奏会のため、頑張らなきゃいけないのに。なんで頑張れないんだろう。
つくづく自分に甘いなと思います。自分でもっと自分を律していかなければ。
これで仕事がうまくいっていればまだ救われるんでしょうけれど、うまくいっていないので、救われません。何か一つでもうまく行っていることがあれば、頼りになるんですけど、ダイエットもうまくいっていないし(食事量は変わってないのに増えてきた…どうやら春は増えてくるらしい)、気が付いたら時間はどんどん過ぎてしまうし…。
昨日の「風立ちぬ」は2か所泣けましたね。淡々と結婚式が決まっていくシーンと、菜穂子が山に帰っていくシーン。戦争の顛末は書かれていなかったけれど、あの空の飛行機の列に、菜穂子も一緒にいるのだなと思うと、運命の大きな流れに呑み込まれていった当時の人たちのことを想います。この映画は戦争映画ではありません、ただのラブストーリーです。でも何よりもうらやましかったのが、主人公が、一つ、好きなものがあってそれを仕事にし、それで身を立てて、そのために何もかも犠牲にし、夢をかなえたことです。零戦は一機も帰ってこなかったけれど。彼らは戦争の道具を作っていたのではなく、純粋にいい飛行機を作りたかった。本当にこんなことを信じている日本人がいるのかどうかわかりませんが、上層部は「勝つための飛行機」が欲しかったけれど、現場で働く人たちは決してそうじゃなかったかもしれない。科学者だって、お金になることを考えているけれどそれは上の人たちのことで、現場でやっている人たちは、本気で神秘に純粋に挑んでいるだけなんですよね。
研究のためには「これが国のため、社会のため、お金になりますよ」と書かないと研究費が取れません。私が苦しんでいるのはそこです。本当はお金とか国のためとかそんなことちっとも興味がないんです。今までみんなが知らなかったこのことがわかったら、「おもしろいでしょう!」という気持ちでやっています。だからお金が取れないんですけどね。
何より、そこまで没頭できることが、欲しいです。私にとってはそれは音楽かもしれませんが、音楽では飯が食べられません。
自分の興味とお金になることが一致したら、研究者として成功するんでしょう。これからはAIの時代だといわれて久しいので、もうすぐ新しいものが出てきます。それを先取りするような読みを進めていかないといけないなと思っています。AIの先にあるのは何だろう。それを知るためにもAIを知らなければなりません。
よし、書いてたら勉強頑張れそうな気がしてきた。AIの勉強しよう。