ひまわり畑を夢見るブログ

44歳の時、乳がんの診断。ステージ2。手術して抗がん剤とホルモン治療。仕事と治療の両立の生活記録を残します。

ひどい…



車が実家につっこんだ!


と、今朝連絡が入りました。一応母の持ち家になっているので、母のところに警察から連絡があり、その後事故を起こした若いおにいさんとそのお父さんから連絡があり、今日母のところに謝罪に来るようです。母は横浜に住んでおり、つっこまれた実家は埼玉にあります。


埼玉の実家のほうは民生委員の方が見に行ってくださって、壁と門が壊されているのを確認、このままだと庭に簡単に人が進入できてしまうのでロープを張るなどの手当てをしてくれているようです。


それにしても悲しすぎます。おばあちゃん、おじいちゃんの家、お父さんの家、そしてもっともっとご先祖様も住んでいた家の塀が壊されてしまった。ただのブロック塀じゃないんですよ。140年以上前に採掘された大谷石の立派な塀なんです。


こちらとしては、加害者には、現状回復を求めるつもりですが、ネットで調べたら、例えば新しい大谷石で損害部分を作り直すだけの損害賠償は出来ないとのこと。通常の常識の範囲での塀を造るだけのお金しか出ないんだそうだ。


大谷石で作ってもらうとすると、栃木から石工職人を呼んで見積もりを取ってもらわないといけないし、多分作業に数日、職人さんを栃木から招いてやらないといけない。石のブロックも1つが高価なので、人件費入れたら百万は超えてしまうだろう。


140年もそこにあるからこそ、価値があるのに、物損事故だとその物自体の古さを考えてしまうので、140年そこにあるということは140年前から価値が下がり続けて今の価格になると考えるらしいです。車の場合だと分かりやすいですね、事故で車を壊されても、修理代よりその車の中古価格が安ければ、中古価格しか保険会社は出してくれない。修理代は高くなってしまうと出さないのだそうです。
それに、塀を壊したならば、塀の機能を果たすもので損害賠償すればいいという考え方もあるそうです。つまりただのブロック塀でも塀としての機能を果たすのでそれでちゃんと損害賠償したことになるんだそうです。


きれいな大谷石の壁の途中から新品のセメントのブロック塀なんて嫌です。なんとしてでも原状回復、安い大谷石なんかじゃ満足しません、年季が入って黒くくすんでいる大谷石じゃないと嫌です。先祖代々の気持ちが篭った塀なんです。


大谷石の古く美しい外観の我が家をもう見ることが出来ないんだと思うととても悲しいです。


まあ、誰も怪我したり命を落とさなかったことは良かったと思いますが、大事にしていたものを壊されてしまった悲しみはなかなか落ち着かないと思います。



↓今日も乳がんの話題じゃなかったですが応援よろしくお願いいたします。

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