ひまわり畑を夢見るブログ

44歳の時、乳がんの診断。ステージ2。手術して抗がん剤とホルモン治療。仕事と治療の両立の生活記録を残します。

子供の勉強に口を出したくなる親の気持ち

私には子供はいませんが、そんな気持ちになったのでちょっと。


母(大学生)が大学の授業で西洋音楽史を選択しているのですが、結構難しいというので正月中は勉強にいそしんでいました。
で。私にちょこちょこ質問してくるわけです。私は一応音楽学校で音楽史の授業は取っていたので、大抵のことはわかります。7年も音楽学校にいたんですからね…。
そうすると、30秒の質問に対して私の説明が10分とか、一つのことを説明するのに、その背景やその後の発展なども含めて、くどくど説明してしまうのです。


私は親に勉強を教わったことがないので、子供の気持ちはわかりませんが、家庭教師や塾講師などをやっていたときに、親御さんから「ついつい子供の勉強に口出したくなるんですよね」と言っていたことを思い出し、「これか!」と思いました。


自分で理解することが何より必要だと思うので、私はちょっと発言を控えることにします。でも、時々、「こんな曲知ってる?」って聞かれたときはYoutubeで曲を探してあげて聞いてもらってます。母は自分では探せないので。


***


実家で、コンセルバトワールのヴァイオリン科の卒業試験(2006年)で弾いたショスタコービッチのヴァイオリンコンチェルトの1番(略してタコ1)の楽譜を発見しました。本棚を新設するので楽譜を移転させていたら出てきたのです。
うわあー。思い出深い。
自分、こんなんひけなかったんやなあ~。頑張ったなあ~。一日7時間くらい練習してたなあ~。
取り掛かって3か月くらいで試験だったので、確実に覚えているのは3,4楽章中心なのですが、なかなかこれがいい曲なのです。
音楽史の中ではショスタコービッチは近代に分類されるのだと思いますが、1948年に作曲されたこの曲は、ヴァイオリンコンチェルトの2番に比べると格段に「わかりやすい」のです。2番の方は近代ではなく、現代曲といってもいいくらい複雑で表現者の技能とセンスが要求されます。タコ1の方は譜面通り弾けばそれなりにきれいに伝わる曲になっていて、たいへんドラマチックです。3楽章から長大なカデンツァを経由して4楽章にかけて音楽が解放されていく様など、縦横無尽に音の響きを駆使して、重々しさからリズミカルな表現まで多彩で、私はショスタコービッチの最高傑作だと思っています。
弾くなら全曲弾かないとその良さはわからないかもしれませんが、長いです。卒業演奏の時も全楽章弾きませんでした。

David Oistrakh Violin Concerto No 1 Shostakovich
録音状態が古かったり、オイストラフ節が入っていますが、ヒラリー女史とどっちがいいかなと思ってやっぱりオイストラフにしました。初演はオイストラフだった気がします。なので、まあ、オイストラフ的に仕上がっていると言いますか。この映像は初演なのかな?ご存知の方おられたら教えてください。
圧巻の3楽章カデンツァは、28分13秒くらいから始まります。静かに始まりますがだんだん上り詰めていく様子、その頂点として4楽章が来た様子なんかもわかるんじゃないかと思います。
ヴァイオリン曲の中で一番好きな曲の一つです。


ここのところ、大みそかから3が日まで、昨日を除いて毎日お蕎麦です。大みそかに私が勝ってきて、母も買ってきて、ご近所さんからもいただいて、お蕎麦らだけです。朝はお雑煮なので、炭水化物ばっかりですね。
低糖質ダイエットしてるのにこんなに炭水化物取って、確実に太っています。
自宅に帰ったら燃焼ダイエットスープ再開しよう…。


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