ひまわり畑を夢見るブログ

44歳の時、乳がんの診断。ステージ2。手術して抗がん剤とホルモン治療。仕事と治療の両立の生活記録を残します。

フランス語教室→本屋さん

二度寝ばんざーい!!


早起きしてご飯食べて、二度寝です。
慌ててフランス語教室へ。ぎりぎり到着です。だからやる気が出ませんでした。
なにやってんだか。せっかく生のフランス語に触れる機会なのに。


フランスでも学校での体罰っていうのは問題になっていて、昔は子供のほうが、学校で体罰があったことを親には言わなかったそうですが(なぜなら親からも体罰を食らってしまうので)、最近はそれが明るみに出るようになり、モンスターペアレンツ的な親が増えてきているそうなのです。


ところで、池袋の本屋に行って、「世界史地図」を購入してきました。
というのも、「誰も教えてくれない真実の世界史講義・古代編・中世編」を読んでいるのですが、地図があまりにもお粗末すぎて(はっきり言って何が言いたいのかわからない地図で、相対的な国の大きさや主要都市情報などもなく、載せないほうがいいくらいのものでした)私の興味をそそらなかったからです。


しかし。「世界史地図」は編が1968年。ええ??それは古い。古代史のところとか、中世のところとかはさすがの調査結果だと思いますが、地方の名前が今とは違っていたり、改定されてソビエト連邦の崩壊までは出ているのですがその後の世界地図がなかったりして、あくまで世界史の地図なのですね。


前著の中では「世界史の中心はヨーロッパではない」ことを盛んに言っていますが、そんなことは、誰でも知っています。高校の教科書にも載っています。高校の世界史が欧州史に偏っていくのは今の世界のリーダーシップをとっているからです。産業革命や市民革命以後から現在までの時系列を見てみると、明らかに「先進国」だからです。欧州は長年文化的後進国でしたがそれは昔の話です。それに、文化的遺産はヨーロッパ(ギリシャ・ローマ由来の哲学なども含む)のほうがメソポタミアより圧倒的に多いのです。もちろんエジプトも多いです。ルーブルも、大英博物館も、ギリシャ・ローマ・エジプトコーナーは充実しています(エトルリアとかも多いんだけど、日本人ってエトルリア知りませんよね、フランスの古代史の教科書にはちゃんと載ってますが)。対して、アジア・メソポタミアは、残っていない、あるいはそれほどたくさんの文化的遺品(思想なども含める)が作られなかったのです。メソポタミアに発展した文明は範囲こそ広いけれど、こと美術に関しては宗教的規制を受けていて、自由な表現や芸術というのがあまり発展しなかった。イスラム教が絵画の表現を限っていることはよく知られています(キリスト教も、写実的な描写を禁止していたんですけど、これはどの宗教でも見られるんですが、本物そっくりに書いてしまうと魂が入ってしまうと思われていたそうです)。


一冊に古代史や中世史を書こうとしているので、たぶん、紙面上の制約があったのでしょう。教科書的な、お手軽な本でした。「嘘だらけ」シリーズほど毒も吐いてなかったし。真実を伝えるっていうほどでもないかな。まあ、復習にはちょうどいいんですけど。補間しながら読まないと本当の古代史の面白さは伝わらないと思います。
まあ、こういうのはなんですが、古代史オタクの私には、物足りなかったです。


それで。本の衝動買いをしてしまいました。本買わないって決めたのに。一冊だけ、ついつい買ってしまいました。「スキタイと匈奴 遊牧の文明」。なんと魅力的なタイトル。中身見ないで買ってしまいましたが、白黒写真ではありますが工芸美術品がたくさん掲載されていて、そういうものが大好きな私にはうれしい一冊です。これも読みたい本リストに入れることに。こうして枕元に本が積み重なっていきます。
あとランボーの詩集を探したのですが、堀口大學さんの訳がわかりにくくて、んん??と思って購入をとどまりました。ほかの人の訳もあるみたいなので、もっと本のそろった書店にいって比較してみようと思います。


今月はまだ一度もヴァイオリンを弾いていません。なんだか、疲れてしまって、頭に音楽が鳴りません。私にとって頭の中に音楽がないというのは、病気です。まあ、病気なんですけど、ちょっと学会とか研究会とかに力を入れすぎている気がします。昨日もがっちがちで体中こわばっていました。体を休めても力が抜けないというか。そんな職業をこれからも続けていくのかと思うと大変悩ましいです。将来が描けません。刹那的な楽しみの読書やテレビに走ってしまいます。
普通に働いている人は、どうやって力を抜いてるんだろうか。


明日は優雅にカフェでサンドイッチ食べながら仕事します。自分の家に勉強できる環境があるといいのですが、私の部屋には布団と食事用のお膳とピアノしかありません。あとネットに逃げてしまうため、ネットのないカフェが良いのです。
楽しみながらお仕事できるといいな。

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