ひまわり畑を夢見るブログ

40歳超独身女性です。2016年1月、乳がんとの診断。でも仕事を辞められない、いったんやめたらもう戻れない研究職です。仕事と病気と本当の職である音楽とうまく付き合って必死で生きていく記録です

E.ブロンテ「嵐が丘」

最初から最後まで、愛にがんじがらめになりながら、魂をきゅうきゅういわせて読み終わりました。
今までフランス文学に偏りがちだったので、最近イギリスものを続けて読んでいたのですが、この本はイギリスだからとかそういうこととは関係なく、大変、苦しかったです。
私には、最初から、途中でも、ヒースクリフが悪人には思えませんでした。悪いふるまいをするたびに私も心が痛くて。復讐だなんていうけれどそんな簡単なことじゃないんだと思っていました。そう思っていたら、やっぱりそういう結末になりました。彼は救われたのです。望んだ人生を送ることができたのです。苦しみから逃れられたのです。


この本には評論がついていましたが私は読む気になれませんでした。憎しみは愛とおなじところから出ていることを、痛いというほどよくわからせてくれたし、私にそれがわからないほど私は子供なわけではないです。誰かの論でそれを邪魔されたくないという気持ちです。ちょっと気持ちが落ち着いたら評論を読んでみますが、今は今の思ったままでいようと思います。


苦しかったー。魂が厳しかった。だけど読まずにはいられませんでした。
誰かに感情移入していたわけではありませんが、素直にひねくれることなく暮らしてきた私にとっては、本当につらい物語でした。人を貶めたり、悪口を簡単に言ったり、そういうことが私にはできないので、そのレベルから心が痛かった。イギリス人はそういう罵詈雑言の中でも暮らせる人種なのかもしれない。でも私は無理だな。
たぶん陰謀を張り巡らせた巧妙な話は世の中にたくさんあると思うんですけど、「嵐が丘」はそんなもんじゃない。ひと時でも皆の幸せを願わなかったことはないほど幸せを求めてしまったけれど、最後はすべてが紐解けた気がしてなりません。ヒースクリフは決して不幸ではなかったし、幻影を見られたのも、彼にとっては幸福だった。彼のせいで息子のリントンは若干不幸な終わり方をしてしまったけれど、この若々しい犠牲者にもどこか神聖な気持ちを呼び起こされます。


久しぶりに重い本を読んだので、ちょっとこれからは面白おかしい本でも読もうと思います。っていうか研究会の準備しなきゃですね。水曜発表です。やっと今日上司のOKが出ました。急いで共著者に原稿を配布して、明日は一日で手直し作業です。記録に残らないような小さな研究会だけど、しっかり新しい世界で活躍しているところを、皆さんに診てもらわなきゃ。頑張ろう。


今日は菓子パン食べなかった!!お昼はサラダパスタ、夜はお寿司でした。健康的!
明日はつつがなく原稿の手直しができますように。

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