ひまわり畑を夢見るブログ

40歳超独身女性です。2016年1月、乳がんとの診断。でも仕事を辞められない、いったんやめたらもう戻れない研究職です。仕事と病気と第2の職である音楽とうまく付き合って必死で生きていく雑多な記録です。

対訳ブレイク詩集

ブレイク(1757-1827)の英語対訳詩集は先月読み終わっていましたが、自分の中でなかなかかみ砕けなくて、今日帰宅してからまた読み直してみました。なんというか、時代が時代だからなのでしょうか、とってもキリスト教の、特に旧約聖書の影響が色濃く出ているように思います。そのほか、知らないとわからなさそうだったのは、ミルトンとギリシャ神話。私はほとんど知らないので、訳者の注釈にそれが出てきても、なぜブレイクがそれを用いているのか、理解できないところが多かったです。
英語版が左ページに出ているので、それを見ながら読み進めていくと、語の使い方の絶妙を感じます。古い英語だったり、ブレイク独自の使い方だったりするので、やっぱり訳者の解説なしには読めないのですが、日本語訳ではわかりにくい、動作の主が誰なのかは、英語版を読むとよくわかります。対訳でよかったと思っています。


私は最初にあった「無垢と経験の詩」と、「詩的素描」を読んでみて特にそう思ったのですが、西行法師っぽいなと思いました。そのイメージは、最後まで抜けませんでした。みずみずしさ、自然の命の躍動感、そこに潜む世の倣いみたいなもの、幻想的なところ(西行法師も多分に幻想的な人物であったと私は思っています)、詩的精神というのか、ストーリー展開というのか、そういったものが、西行法師の短歌になんとなく似ているのです。取り上げる題材も、よく似ている。自然をうたいつつ人間の本質的なところをちょいちょいとつついてくる。どの年代の人が読んでもその年齢の人が達する奥深さに達する表現がある。


ロマン主義について私は勉強が足りないので(ロマン主義がとても純粋に見えてしまう…普段シュールレアリズムに浸っているので、ロマン主義は新鮮な野菜サラダのようなものに感じるのです)、理解が浅いかもしれませんが、ちょっと勉強して、もう一度読み直してみようと思います。

フランスロマン主義の小説なら、ユーゴー、バルザック、スタンダールあたりは読みましたが(正直そんなに面白いとは思わなかったです)、イギリスのロマン主義小説ねえ…ああ、ドイツだったらゲーテは入るんですかね。「ファウスト」は、高く評価する人は多いのですが、ものっすごく浅い読み方をすると、かなり男性優位のご都合主義ストーリーに思えて、むかむかします(森鴎外の「舞姫」もそうです!この最低男!と思ってしまいます)。救われるなんて思うなよ!!です。

音楽で例えるのが一番わかりやすいのですが、ブレイクは、ワーグナーやショパンではなくシューベルトだと私は思います。ブラームスなら2番と4番。あのバッハを再発見したメンデルスゾーンでもあると思います。さらにベートーベン寄りでもある(ベートーベンは後期にはすでにロマン派といってもおかしくない人間的な作品を多く残しています)と思います。

すみません、初心者なのでこの程度の感想文しか書けません。なんやらわからないかもしれませんね。感想文にもなっていないかもしれません。
詩や書評も読める人間にならないといけませんね。それより、自宅で1時間読書する時間を、専門書の読解や論文の分析にあてたほうがいいんでしょうけれど…私にとって読書は現実逃避なので、やっぱり文学作品を読むことは人生に必要な時間です。

今月もイギリス文学が続きます。

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