ひまわり畑を夢見るブログ

44歳の時、乳がんの診断。ステージ2。手術して抗がん剤とホルモン治療。仕事と治療の両立の生活記録を残します。

モーツアルトとビブラート

今日はヴァイオリンを絶対に練習するぞと、室内を冷房かけっぱなしで出かけました。帰ってきたら程よく冷えていて、湿度も40%以下。良く楽器が鳴ってくれました。きもちいいー。
今の課題はモーツアルトの4番コンチェルトです。モーツアルトを、モーツアルトっぽく弾くのは大変難しいです。ビブラートは控え目(ひたすら我慢!)、ポジション移動がばれてはいけない、たとえどんなに難しくとも難しいですなんてそぶりを見せてはいけない、あっさり、自然現象のように弾くというのが定番ですし、私もそれが心地よいと思います。自分で弾いていて、純粋にモーツアルトになれる瞬間があったりすると、本当に宇宙の調和を感じます。つくづく天才だと思います。


合間にチャイコフスキーのコンチェルトを弾いていますが、そのノリでモーツアルトを弾くと、モーツアルトになりません。やっぱりチャイコフスキーは土臭いというか、人間臭いというか、根源にドストエフスキー的な、トルストイ的な、ロシア民族の伝統があるように思います。この流れはグラズノフやショスタコービッチにも見られます(何故かその土臭さはストラビンスキーにはないのです、フランス人はストラビンスキーに対しては特別待遇で、まるでフランスの音楽家のように語ります)。
チャイコフスキーでビブラートを掛けまくって、左手の手首が腱鞘炎になりそうです。あれ、こんなにビブラートかけるのって難しかったっけと思ってしまいます。今までバッハばっかりだったので、あまりビブラートかけなかったのです。指先ビブラートが出来ればバッハはきれいに出来ます。手首からビブラートを盛大にかけたのは久しぶりなので、左手がカチカチになりました。
モーツアルトにはこのビブラートは必要ありません。モーツアルトの時代には、楽器の構え方が今よりもラフで、もっと自由に楽器が動いたので、現代奏法のような広いビブラートをかけると、モーツアルトっぽくなくなります。モーツアルトはそれこそ指先ビブラートだけで十分なのです。練習時にはむしろいらないくらいです。


ほぼ一ヶ月ぶりの練習だったので、課題は山積みです。やっぱりヴァイオリン好きだー。練習したい。仕事を減らしても頑張りたい。これから週に2回はヴァイオリン弾けるように頑張ろう。出来れば、サプリをやめたお金でヴァイオリンを習いにいきたいです。近くにいい先生いないかなあ…。


明日も仕事です。今週は土曜がないのです。頑張ります。

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