ひまわり畑を夢見るブログ

44歳の時、乳がんの診断。ステージ2。手術して抗がん剤とホルモン治療。仕事と治療の両立の生活記録を残します。

就職活動開始?

転職エージェントには登録しているんですが、転職時期が来年の4月なので、まだ早いから、スカウトメールはみんなお断りしていました。ですが、ある会社から頻繁にスカウトメールが来るので、一度、面接だけでもしてみようかと思い立ちました。エージェントに登録するときに年齢や学歴、職歴を打ち込んだので、その情報はスカウトする人たちは見ているはずです。それをもとに、転職のアドバイスをしてくれるというのですから、無料で話をきいてくれるなら聞いてもらおうと思っています。


来週水曜日に面接しますが、まあ、厳しいことを言われるのは覚悟しています。ただ、私の専門分野は今ものすごく人を欲しがっていて、特に研究論文を書いた経験がある人は優遇されるらしく、年齢が高くてもどこかに引っかかるんじゃないかと、ちょっとは期待しています。


就職に関して、出身の大学院の先生に相談すべきかどうか、考えています。私の出身大学というか、学部は、徒弟制度の名残があるところで、学生の面倒は最後まで先生が見るというのが当たり前でした。だから、私みたいに自分で就職先を探してくるような人は今までいたことがなく、たいてい、Dまで行けば先生がその先の就職口を見つけてくれて、安全なレールに乗って進めるようになっているのです。親方である教授の言いなりになっていれば、大企業にも入れるし、大学にも残れる、研究機関も行きたければどこへでも。私はたまたま自分で勝手に就職先を探してきてしまったという。まあでもそこでいろいろあって、海外逃亡することになったんですけど。


そもそも、おかしいのは、うちの大学院の学生は、マスターで就職するわけですが、企業がうちの大学の学生の採用枠を持っていて、どの企業にどの研究室から何人、というのが暗黙の了解のもと決められているので、うちの大学はマスターに上がれば大企業への就職は確実だったんです。研究室の中には他学部から来ていた人もいて、他学部の出身者はその枠には入っていなくて、自力で就職活動をしていましたが、もともとが工学部のうちの研究室はみんなすごいところに、大した就職活動もせず、決まっていきます。Dを取った人も、先生の思うところに次々決まっていきます。うちの大学の教授というのはそのくらいの力があるわけです。


そういうわけで就職活動については大学の時の教授が力になってくれることは確実ではあると思うのですが、私は民間に出るつもりなので(埼玉の実家から通えるところで働くというのが目的なので)、先生に相談してもなあ…と思ってしまいます。


でも、あとで、私が民間就職したと先生が聞いたら、「なんで相談してくれなかったんだ」と言われると思うんです。親方ですからね、弟子の面倒は最後まで見る、というのが普通なので、気にかけてくれて入ると思うんですけど、それを全く無視して勝手に就職活動を始めるのはどうかなと…。


私の指導教官は今は東京にいるので、会いに行くのは簡単なのですが、今は学術機関のなんだかすごい偉い人になってしまって、お忙しいところと思うのです。でも、話はしておいた方がいいのかなと、まずは当時の助教授だった先生が隣駅の研究所にいるので、ちょっとコンタクトを取ってみようと思います。今はその研究所の所長で、大変忙しいそうですが、何か名目をつけてメールでも書いてみようかと思います。


ほかにも何人か私の就職を常に心配してくれる先輩がいるので、一応声はかけておこうと思っています。本当なら学会とかでそういう話をするのですが、学会がオンラインでしたからね、なかなか話ができず。
ちなみに今の職場の前の室長も、徒弟制度の下にいた人間だから、私の就職をちょっとは気にかけてくれていましたが、私の直属の上司は理学部出身なので、そういう徒弟制度がなく、就職は勝手にやってくれ、というスタンスです。就職活動をすることについては理解してくれると思いますが、行き先がどこになるかは全く気にしていないようです。


とりあえず、来週から就職活動開始ですかね…。

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