ひまわり畑を夢見るブログ

44歳の時、乳がんの診断。ステージ2。手術して抗がん剤とホルモン治療。仕事と治療の両立の生活記録を残します。

連休の予定がなくなりました

母が埼玉の家に行かないというので、私も行かないことにしました。連休は何もすることがなくなってしまいました。
母ももういい年だから、横浜から埼玉までしょっちゅう来させてしまっては申し訳ないから、これからは私一人でも行くようにしないといけないなと思いつつ、とりあえずあと2年母には頑張ってもらって、2年たったら、埼玉に移住する予定です。


明日何しよう。することがないので、仕事に行くかもしれません。仕事が進んでいない自分が心配で心配でならないのです。ピアノのレッスンも今月いっぱい中止になりそうだから慌てて練習しなくていいし、しばらくヴァイオリンやヴィオラを弾く仕事は入っていないし。


読書かなあ。


これだ!と思って期待していた面白そうな本を手に取ったんですが、100ページくらい読んんで、つまらないと気が付きました。まあでも読み始めてしまったのだから、頑張って読もうと思います。上下巻あります。徐々に長い小説に慣れていって、第一目標はカラマーゾフ、その次の目標はプルーストですかね。もっともっと大きな目標は大菩薩峠ですね。うわあ、生きているうちに読めるかなあ…。


なにせ読むスピードがゆっくりなので、途中で話を忘れてしまいます。これって子供の時の読書習慣が影響していると思います。私は中学生になるまで、本らしい本を読んだことがありませんでした。小学校で読書の時間というのがあって、図書館で先生の言う本を読む時間があったのですが、図鑑のほうを見ていて読書はしていませんでした。当然夏休みの読書感想文は多分一度も書いてないです。うちには本がなかったし、あっても「宇宙」とか「宇宙人はいるか」とか「トランジスタ入門」などが父の本で、母の本は「高慢と偏見」「芥川全集」くらいでした。漫画はドラえもんが少々あったくらいで、ともかく本になじみがなかったのです。中学校に入って初めて買ってもらった本が、「ルパン三世カリオストロの城」のノベライズ版でした。一冊読むのに苦労しました。まだとってあります。父が初めて買ってくれた本なので。
中学校で本にはまったきっかけは、新井素子さんです。SFには興味があったので、そういう系統で中学生の自分に難しくなさそうな本ということで自分で選びました。そこから星新一、ブラッドベリ、アシモフなどなどにまさにはまってしまいました。ショートショートは短いので良く読みました。一冊くらいの厚さの本では、火浦功とか、筒井康隆とかは読んでたと思います。
高校生くらいから読書が習慣になり、私の運命を変える一人の作家に出会い、今でもその作家の研究はしているのです。短編中心の作家さんですけどね。史記列伝集とか、中国奇人伝とか、そういう短篇の入った本を好んでいました。一冊の小説となっている本で読み始めたのは、コレットとかサガン、なぜか海外ものが好きで、特にフランス小説を読んでいました。高校3年で入院した時には漱石を3冊くらい読んだかな?長い本で読めたのはドグラマグラくらいです。あ、激烈に長い本を高校時代読みました。ラーマーヤナとマハーバーラタです。でもこれって、小さな物語が集まってできているから、長編とは言えないんですけどね。
大学生になってから、普通の本も読むようになりまして、だんだん教養がついてきて、本に対する興味も広がって、常に本を持って歩く生活になりました。


その読書習慣が功を奏して、フランスでは日本文学を教えることになってしまったのですが…フランスでたくさん読みましたよ~。何せ受け持ってる生徒がそれぞれ違う本を論文の素材として持ってくるので、生徒の数だけ本がありました。一日中読書してましたね。そこでだいぶ鍛えられて本が読めるようになりました。


最近やっと、3冊くらいまでなら読めるかなと思っています。カラマーゾフは3冊か…光文社ではエピローグ編がついて全5冊なんですが、エピローグ編はいりますかね。あまり関係なければ新潮文庫の上中下の3巻を買ってしまおうと思いますが、どなたか読んだことがある方がおられたら、アドバイスよろしくお願いいたします。


さて今晩は、ゆ~っくりお風呂入って、ピアノの練習はやめにして、見逃していたアニメがあったのでそれを見ます。


皆様に素敵な連休が訪れますように。

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