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鬼瓦につける家紋についてですが。
先日、とりあえずお墓いって写真撮ってきた！
初見で瓦屋さん（黄綬褒章）「こんな家紋はないですよ」
困った私、ネットで徹底的に検索。
確かにないなあ。
墓石を作ってくれた石屋さんに電話。
「今は家紋を作る時代ですからね、そういうのもあるかもしれませんね」
なんか煮え切らない返事でした。作ったのが昭和61年だけどそのころの資料は今すぐ出ませんねえ…とのこと。
ネットの調べでは昭和の時代までは5000ほどの家紋があったそうですが、今は2万くらいあるんじゃないかとの事。
家を捜索。
母が言うには、家紋の入った着物、提灯、あと仏壇に家紋入ってなかったっけ？とのこと。
仏壇周りを捜索。
お位牌には何も書いてなくて。
仏壇の下の方を開けたらありました。提灯の箱。
うちの家紋が分かりました。
丸に違い鷹の羽。動物紋の一つ、日本でも最も多い家紋だそうです。
ちなみにこれがうちの本家のお墓の家紋。
へんでしょ？真ん中に、下の鷹の羽の中心線が入っている。瓦屋さんがおかしいって言っていたのはこのことです。
こちらが叔父（父の弟）のお墓の家紋。隣にあって、祖父より先に亡くなったので、先に建てられました。
これは普通に丸に違い鷹の羽。
分家が家紋を変えるってことはあるらしいけれど、ん～。うちの本家のほうがおかしい。
で、仏壇の下から出てきた提灯箱がこちら。
散々苦労して家紋探したんだからもうこれでよしてくださいよ。
これが見つからなかったら、蔵の中から曽祖父の羽織を出さないといけないところだった。
あと、もしわからなかったら、4件離れたところにある歯医者さんの今の人のおじいさんが、うちの祖母といとこで同じ家紋を使ってたから、歯医者さんに聞きに行きなさいと母が言っておりました。
瓦屋さんは満足して帰りました。さすが黄綬褒章、初見でわかるってすごい。
仏壇をあさっていたらいろいろ出てきました。祖父がつけていたであろう、記録。それは私の両親の結婚式から始まっていました。誰を招いて、どこにいくら払って、事細かに書いてありました。なんとうちの両親、この家で結婚式したんですって。へえ～。それから姉誕生、だれからお祝いをどのくらいもらったかというのも書かれています。次私誕生。え、誕生日違ってるよ？？一日ずれてる。まさか…。お祝いはいただいていないみたいです。それからうちの妹。お祝いはなし。家族ごとに違うノートにつけているのかな、いとこたちの記録はまた別みたいです。叔父の家が持っているんだと思います。
そういえば、この家は、私の姉には何でもしてくれたなあ。ランドセル買ってくれたり、お雛様も買ってくれた（普通はお雛様はお嫁さんが実家から持っていくんだそうですが、うちの母はそういう文化ではなかったので、この家の祖母が買ってくれた）。
あとは、婿入りであった祖父が買った土地の記録。いろいろ買おうと検討していたみたいで、どこがいくら、という記録が書かれていて、いらないところにはバツがついていました。あと多分、株かな？？記録してます。結構細かいです。
写真もいろいろ出てきて、祖父や祖母が私たちを大事にしてくれていたことが本当によくわかりました。叔父さんや父の写真も出てきて、ちょっと嬉しかったです。
うちの歴史は、ここだけではなく、蔵に行けば多分150年分はあると思うので、いつか探検してみたいです。
と、話していると、近所の畳屋さんが通りました。
その方に周囲の方のことを聞いてみると、どこのおばさんはどうで、お向かいのスナックはだれがどうで…って一通り近所の方たちのことを教えていただきました。年は私と同じくらいかな。話好きなあんちゃんで。
上棟式、来週かと思っていましたが、大工さんにきいたら、なんなら竣工で良いですって言われました。色々用意しないといけないかなと思っていましたが、最後に皆さんにお小遣いと、お昼ご飯をお渡ししようと思います。
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