ひまわり畑を夢見るブログ

44歳の時、乳がんの診断。ステージ2。手術して抗がん剤とホルモン治療。仕事と治療の両立の生活記録を残します。

通常勤務、心ここにあらず

ずっとそうなんですよね。
家で仕事してても、乗らない。結果出せない。最近飛び飛び勤務だからなおさら。


でも、体力ついて栄養もついたから、朝が辛くないです。
あまりよく眠れていなかったので、朝はしんどかったですが、午後から眠気が去りました。お昼にお昼寝しようと思っても逆に眠れなかったです。


何してたんだろう…。音楽探してましたね。
10月末の試験曲の締め切りが8月で、本当に今持っている曲で良いのかなと。
ものすごく練習しないと絶対弾けない難しい曲。
全部で5曲、そのうち2曲はバッハの平均律だからセットで、4曲とも言えます。3月の演奏会ではその中の1曲を弾きましたが、届かない指があったりしてかなりしんどかったです。4月はこの中の別の曲を弾きます。あと残り2曲は6月に弾きたいけれど、なんかもう我慢できなくてスクリャービンにしようと思います。ピアノだけの演奏会なので、ちょっと長くてもいいでしょう??
でも6月の初めなので、ソナタにするには練習時間が足りない。大体スクリャービンのソナタくらいだと、3か月かかる。その計算だと、3月から始めていないといけなかった。ちょっと簡単なのでワルツなんかどうかな?楽譜は蔵にあるんですが、なかなか取りに行けない。めんどくさいからペトルッチでダウンロードしてコピーしました。


他に、人を送るにふさわしい曲があるかなあ。
シューベルトの即興曲Op90-3もいいかなと思ったんだけど、アンコールにはいいけれどちょっと簡単すぎる。
まあ、曲は変えないで、6月はスクリャービンを挟んで、バッハ、ベートーヴェン、ショパン、カプースチンで頑張りましょう。


一回で通るような生易しい試験ではないそうです。でも今年落ちたら、本当に立ち直れないかもしれないので、今から一所懸命頑張ります。ベートーヴェンあたりはちょっとあまりに久しぶりすぎて、大丈夫か?と思ったりします。


さてこれから久しぶりに家のピアノで練習。
明日は母のうちにいってケアマネさんと契約、そして母のお弁当のお試しが来ます。ちゃんと一人で受け取りができるか、届けてくれる人がどんなことを見たり聞いたりしてくれるのか、しっかり確認して、よさげだったら、来週からお弁当をお願いしようと思います。


2時までに行かないといけない、4時間くらいかかるから、10時には出ないと。


では頑張ってきます。

母と過ごす3(最終回)、畑の草むしり、電車遅延

今日は仕事なし!
母を家に送っていくので、全日休みにしました。
だから朝は母が連続テレビ小説を見るのとそのあとの韓国ドラマを見る時間にあわせて朝食を作って寝ていました。
10時ころ起こされて、畑に出ろと。


私、畑も庭も持っていますが、あまり出たことがないんです。
庭は家の裏にあって、その向こうに蔵と別宅があって、その中の暗い通路を通り抜けると畑があるんです。本当に自分の家なのに遠すぎていったことがないです。


母はもう畑の世話はできなくなる。庭の世話もできなくなる。だから一緒に草むしりして、畑のことを教えてもらった。畑に生えているいろいろな草、木、枯草置き場、腐葉土作るところ等。
100年以上の柿の木もあり、母は切ってもいいかなと言っている。柿はだんだん実をつけなくなるらしい。庭の方にも柿があって、もうそちらはほとんど実をつけない。


玉ねぎの周りを一緒に1時間くらい草むしりして、今度は庭の説明。私はどこに何が植えられているかわからないし、花の名前も知らない。立派な花壇があるけれど、もうごちゃごちゃになっている。去年の夏から秋は母が一人で草むしりを頑張った。全部やるのに一人で朝4時からやって1週間くらいかかる。一部は除草剤をまいてもいいけれど、結構貴重な草花があるので、その範囲を教わった。


それから、除草剤の撒き方。なんか空気圧でちょろちょろっとノイズの先からだすんですけど、やりにくいから買おうかな…。


土弄りの道具の入れてあるところ、蔵の中のいろいろな用具。
去年作って忘れていたジャガイモ(私が忘れていて、大量のジャガイモが蔵の中で草をはやしていた…)。もったいないことした。


本当に庭に出ないことで損をしている。母には本当に申し訳ないことをしてきた。


母は、「毎月1週間くらい来れるようにしたいね」って、病気になる前に言っていたことを言う。なんだか口先だけで言っているのは、ずっとそういう風に言ってきたから。ちょっと痴呆が始まっていて、時々自分が重病人でいることを忘れる。


でも。こちらの田舎に来た方が元気になるようで、結構いろいろやってました。
血が止まらない病気なので、針仕事も、はさみも包丁も禁止になっているけれど、ましてや鎌もって草むしりなんて危ないんだけど、まだ3月だからそこそこにしか草が生えておらず、やってくれました。昨日は縫物もしたし。


母の後を、本当に継ぐときが来たんだなと思います。
畑は3面あって、一つには、ネギと玉ねぎを植えてもらったので、あと1面は近所の母の友達に使ってもらおうと思っています。もう1面は、ジャングルになると思います。


あれもこうしたい、これもこうしたい、って言っていますが。私が全部把握できないので、少々困っております。


庭を整備してくれる業者さんっているのかな?
木を切ってくれたり、畑を見てくれる出入りの庭師さんはいるのだけれど、花壇を整備し作ってくれて、それ以外のところを、コンクリートかなにか、できれば地面に水を吸い込む素材で覆ってくれるような。


お昼を急いで食べて、タクシーを呼んで母を載せて駅へ。
本当は埼玉から神奈川まで1本で行けるんです。いろんな電車や地下鉄がつながったので。ですが今日はそのうちの1つの路線で事故があり、うちの路線の地下鉄への乗り入れができず、どこで乗り換えたらいいかかなり調べました。結局、地下鉄の駅まで行って乗り換えたんですが、そこからは1本で1時間ちょっと乗って、母の家の駅へ。
そこからタクシーで家の前まで送って、私はそのまま走ってバス停へ。


バスに乗って家に帰ってきました。


母、かえっちゃったなあ。
もう来られないと思う。
心残りはないかな?
魂の母がやってきたときに「庭の草!」って怒られないように、ちょっとずつ、やろうと思います。矢車草をたくさん引っこ抜かないと。あと、日常的に畑に行くようにしないと。


頑張ります。

母と過ごす2、ご飯作ったり、母が風呂敷を作ったり

私は今日はお仕事です。


朝は昨日よりちょっと遅く起きて、母にサラダと味噌汁とパンを提供。
私も同じくらいしか食べられないんだけど。


仕事は全然身が入らないよね、怖くて怖くて。
でも、いろいろネットで、不安を解消する方法など見て、
「心配事の9割は起こらない」
「過去や未来を考えるから不安になる、今を見よう」
という教訓を得ました。
それで少し気持ちが楽になったかな。
最初の、9割は起こらないというのは、私の件には当てはまらない。確実に、その日は来るんです。でも、未来を考えると不安になるというのは、そうだなと思いました。悪い未来を描くことで、何か心に保険をかけているような気がします。


そもそも。
母は廊下を挟んだ隣の部屋で過ごしているのですが、午前中見当たらず、不安になって探し回ってしまいました。雨だし、畑には出ていないし。
単に、寒いからベッドの中で本を読んでいたらしいです。
一番ひどかった時とは異なり、最近は朝から夜までずっと起きていられます。これが病気が進めば、ずっと寝てばかりになるんだと思いますが、今日は元気で本も読み、午後からは風呂敷を縫ってくれました。


さすが裁縫の先生、腕は落ちてないですね、素敵な、透ける生地で、風呂敷を縫ってくれました。昨日の夜私と母で協力して布を裁断し、今朝、私と母で協力して、糸通しを針に通した針で、縫ってくれました(私も母も乱視なので、糸通しをまず針孔にさせない、糸通しのわっかに糸を入れられない、ドタバタ劇でした)。


午後ものんびり読書をしていますが、なんだか夕飯後話していたら、母は、なんというか、条件反射でしゃべってる気がしてきました。
姉が、母は痴ほうが進んできているといっていましたが。これか。
例えばある情報について、その情報がどこから出たか、もう忘れてるんです。うちのおじいさんの海軍時代の勲章やマント、サーベルを、父が売ってしまった、ということを、私は姉から聞いたんですが、それを母に教えまして。
でもそのことは母は知っていても、誰から聞いたのか、もうわからないんです。


とりあえず、前日の食事を思い出す練習からしていただきましょうか。


言葉があやしいというか、こう、条件反射で言葉が出るけれど、それをよく理解していないから語尾が小さくなる感じなんです。
でも、私に何か頼むときとか、ネットで会議しているときとかはしっかり話します。多分疲れちゃってるんですね。


また今度、5月の連休に来ると言っているけれど…無理そうだなあ。


明日は、母の最大のチャレンジ。埼玉から、母の家にちゃんと電車で帰れるか?
途中で気持ち悪くなったり、具合が悪くなったり、病気が進んだら、私の責任です。だから、しっかり食べてもらって、しっかり寝てもらって、しっかり電車で家まで付き添うつもりです。


今日は「のらぼうな」のお浸しを作りました。シラスとあえて、出しまして。歯が弱いから太いところは母は食べられない。でも結構頑張って食べてくれました。


夕飯のメインは、ドライトマトのパスタでした。私の手作り。なんかちょっと失敗。あと、味噌汁。


明日は送っていくだけですが、昼ごはんまでしっかり食べさせ、途中でトイレに行かないで良いように注意して。頑張っていってきます。


5月にまたこっちに来るのは無理かと思いますが、この滞在が母の記憶に少しでも残って、少しでも楽しかったと思ってくれるといいなあ。
ご近所さんには挨拶したし、その後の事は私に頼むといっていたので、多分自分でも何となく覚悟はしているようですが。


さて、昨晩は母のスマホにゴミメールが入るたびに起きてしまってろくに眠れていないので、早めに寝ます。