ひまわり畑を夢見るブログ

44歳の時、乳がんの診断。ステージ2。手術して抗がん剤とホルモン治療。仕事と治療の両立の生活記録を残します。

空海のこと

私のライフワークの一つが「空海」なんですが、これも理由があります。
空海が遣唐使として唐の都長安に行ったときにはすでに「大秦院」というものがありました。大秦とはローマ帝国もしくはそれに関連するもので、大秦院とは、景教すなわちネストリウス派キリスト教の寺院のことです。
空海はきっとこれを見ているんだと思うのですよ。
そして、空海の学んでいた真言密教には、ネストリウス派キリスト教に通じる教えが結構あるのです。
ということで、私の仮説はこうです。
「空海は、キリスト教のエッセンスを最初に日本に伝えた」
これを証明するために、空海の足跡をたどったりしていたのが20年前。最近はちょっとさぼってしまいましたが、今日は書店で空海の書いた本のビギナーズ版文庫本が出ていたので、購入してきました。
真言密教に関する本や空海について昔から知られている本は自宅の図書室にありますが、最近も研究が進み空海についていろいろなことがわかってきたように思います。20年前空海に関する本ってそんなになかったですが、今はかなり出版されていますからね。


昔は私みたいなこと言ったら異端視されてしまっただろうし、何をばかなことをと言われたかもしれませんが、Wikipediaには、真言宗とキリスト教のかかわりについて、あったのではないかということがちょこっとだけ書かれています。
5世紀ころに秦さんという人がローマ人だかで、その人が渡来人として日本に来た時にそれらしい教えを伝えた、といううわさもありますが、それは現実的ではないですね。キリスト教の伝わる速度って、ものすごくゆっくりでしたから。ローマ帝国の中でもキリスト教というのはあくまで「ユダヤ教イエス派」なだけで、帝国に認められるのに300年以上かかり、ベルギーあたりまで伝来するのは6,7世紀ころ。ましてやローマからみて辺境の地である唐には、比較的大きな宗教であったゾロアスター教や仏教は中国に伝わっていても、キリスト教が5世紀に伝わっていたとは思えません。


唐の時代、インターナショナルな都だった長安には大秦院があった記録が残っているので、空海とキリスト教のつながりが私はあったのではないかと思っていますが、それは空海の伝えた教えをもっと分析して、できれば真言宗のお坊さんにお話を聞いていただき、私はキリスト教の人間の立場で、論を展開できるようにしたいと思っています。
空海はヒューマニズムみたいなことを言っているんですよね、それってキリスト教じゃないかと思ったりもします。イエスは、あの時代にあって、法律より国より身分より唯一神より、人間的であることを布教した最初の人ですからね。


これから年末にかけての読書のプランニングをしなければ。よくばっちゃいけないですよね、徐々に片付けていかなければ。学会もあるから移動中に読める、でも準備で夜まで研究していそうだから、読書も進まないかもしれない。
あまり早く本を読むと頭に残らないので、大事な本は、ゆっくり時間をかけて読みます。一冊1週間くらいですかね。今のところ目標は月に4冊。1冊は「世界十大文学」を入れることにしています。


禁アマゾンもあと1週間です。今のところカートに入っている本の料金は3万円くらいになっています(古本を含めてです)。小出しに買ってもいっぺんに買っても同じじゃないかと思うかもしれませんが、本の衝動買いはなくなったので、禁アマゾンもやってみるものですね。


それでは連休残り一日が皆様にとって有意義な一日になりますように。

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