ひまわり畑を夢見るブログ

40歳超独身女性です。2016年1月、乳がんとの診断。でも仕事を辞められない、いったんやめたらもう戻れない研究職です。仕事と病気と第2の職である音楽とうまく付き合って必死で生きていく雑多な記録です。

ぽつねん…

今日は研究会で発表があったのですが。


誰も私のところには寄ってきませんでした。
口頭とポスターがあったのですが、ポスターは一番脇で誰もこちらには来ませんでした。一人だけ別の壁の端っこで、流れで目をとめてくれる人もおらず…。


ぽつん…。


まあ、仕方ない、始まって新しい学問だから、興味ないでしょう。サイエンスの研究会なのに、私だけ政府文書のまとめみたいなことやってましたから。みんな、知ってるところにしか行かないでしょう。


きっと次の学会ではこんなことがないように、もっともっと頑張って、すごい結果を携えて、堂々と発表してやる。お客さんでいっぱいにしてやる…!!


終わったのでまあいいとしましょう。
それまでストレスでいっぱいでしたが、やっと解放されて、これからしばらくは心安らかに過ごせます。いや、そうはいっていられない、もっと頑張って、絶対見返してやる。次の学会では、絶対に端っこなんかに追いやられないようにしてやる。絶対頑張る。


今日は懇親会もあって、15年ぶりに参加する研究会だけれど、古くから私のことを知っていてくれた人がたくさんいて、ちょっと嬉しかったです。華やかに学会活動をしていたのはもう15年も前なのに。当時学生だった人たちが今研究者になって業界を引率したりして活躍している。学生だった彼らの目には当時の私は新進気鋭の前進的な学者に見えたのだそうです。


ところで。
澁澤龍彦が「快楽主義の哲学」の最初で書いています。
「よくテレビ・ドラマなんかにでてくる、すなおな、従順な、まじめな、いかにも大人から気に入られ、いい子いい子と頭を撫でられるような優等生的な青年ーそういう青年が近ごろやたらに増えてきたことは、実に嘆かわしい傾向だと思わないわけにはいきません。
一方、現代青年は「ドライだ」とか「割り切っている」とかよく言われます。果たしてそうだろうか。
<中略>
「できそうもないことには最初から手を出さない。実現可能な範囲だけを、是が非でも守っていく」という、けちくさい現実主義が、現代青年のあいだに、幅を利かせているような気がします。」
これ、1965年に書かれています。


今もそうじゃないですか…。当時から若者は変わらないんでしょうね、というか、若者というのはそういうものなのかもしれません。理想的には、エネルギッシュで、新しいことに挑戦し、ちょっと乱暴だけど自分の求めるところに素直に行動するのが若者だと思っていましたが、現実の若者というのは、徹底的に保守的なのです。就職活動を見ていてもそう思いますよね。みんな、ある「枠」を出ようとしない。


新卒で就職しないと人生終わり的な考え方がありますが、それも、この時代の若者の特徴と同じではないかと思います。


早急な結論ですが、若者というのは、状況をよく見て、「規格内」(普通)であることを願うんだと思います。

状況分析するのはいいことだと思いますが、その結果選ぶのはそれかと。
「けちくさい現実主義」がいいこととされているんですね。

まあ、私とは縁のない話ですが、今度若い人を教える機会があったら、このくだりを読ませてあげようと思います。

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