ひまわり畑を夢見るブログ

44歳の時、乳がんの診断。ステージ2。手術して抗がん剤とホルモン治療。仕事と治療の両立の生活記録を残します。

日本人は一度の失敗で何もかも失う

昨今の事件を見てもそうだけど、何かずっと頑張ってキャリアを積み重ねてきても、たった一つの「まずいこと」をしてしまったがばかりに、すべて失うことになるんですよね。日本ってそういう、厳しさがあると思います。


私も一度ドロップアウトしています。海外追放されています。今戻ってきているのは奇跡に近いですね。正確には戻ってきたんじゃなくて別の道でルートを切り開いたのですが。まずいことをしたとは自分では思っていません。ただ、教授や上にたてをつく(間違っていることに間違っていると声を上げる)ことが自分の身を危険にすることを知らなかっただけです。


たとえまずいことをやったとしても、経験や能力などの価値がある人は、どこかに残すべきなんじゃないかなと思うのです。再出発の道を残すべきだと思うのです。追放しておしまい、それは色んな経験や可能性をつぶすだけだと思うのです。


たとえば女性科学者だったリケジョの星とまで言われたOさんは、ドクターを剥奪されたけれど(女性の理系の学者はああなのかと同一視され大変迷惑でしたが)、彼女には何か別の分野でこつこつやって、今まで批判されたことを覆すくらいしっかりした仕事をして見返して欲しいと思っています。
今テレビで取り上げられている日大の元監督やコーチについても、まあ彼らは辞任して当然だとは思うのですが、監督はもう引退してもらったとして、コーチについては、本当はすごく若くして実力のある人で、指導力もあったのだから、これから身をきれいにして、どこか別の場所で頑張ってほしいと思うのです。
もちろん、罪を犯してしまった選手は、今後就職やその先のことも難しくなると思うのですが、社会はそれなりに許容すべきだと思うのです。甘く見るってことじゃなくて、そこから成長した学生を、自分のところで育てなおすという気持ちで受け入れることもあってもいいんじゃないかと思います。若い人なのだから、今後に期待してもいいと思うのです。


まあいろいろ異論も反論もあるかもしれませんが、人間、だれしも間違いは犯します。たった一つの間違いで、すべてが白紙に戻るというのは、知的財産の無駄遣いだと思っています。たとえば問題のあったバドミントン選手も、今は心を入れ替えて世界で戦っています。そんな風に、再起して戦える状況があっても良いんじゃないか、と思っています。
無難に問題も起こさない人って言うのは、現代社会のしがらみがある中で、奇跡に近いと思うのです。利権や上下関係や横のつながりなど、人間関係があるから、事件に巻き込まれたり、知らず間違ったことを犯す道に誘導されたりすることがあるものだと思っています。


私はもう間違えることは出来ませんが、もし窮地に立たされても、正しいと思うことを選択していこうと思います。

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