ひまわり畑を夢見るブログ

44歳の時、乳がんの診断。ステージ2。手術して抗がん剤とホルモン治療。仕事と治療の両立の生活記録を残します。

プーランク・ドビュッシー

「プーランクを探して」読了。1ヶ月もかかりましたが、読みきりました。後半はほとんど声楽曲とオペラ曲の作成に関することばかりで、私はまだプーランクの声楽曲やオペラを聴いたことがないので、興味をそそられました。フランスにいたときにもっと聴いて置けばよかったと思いました。
それにしても多作な方だなと思います。一つ一つの作品は小さいのですが(ピアノ曲でもプーランクの作品って2ページくらいあれば長いほうに入ってしまう)、どれもあたり曲であるところ、プロ根性を感じます。


弦楽四重奏の完成楽譜を作曲者自身が下水に投げ捨てたエピソードも好きです。今、私たちはプーランクの弦楽四重奏を聴けませんが、それはプーランクの感性は弦楽器寄りでは無く管楽器寄りであったためだと思います。
聴いてみたいのは、晩年の作品、クラリネットソナタとオーボエソナタです。


さてここしばらく、ドビュッシーにはまっています。実はピアノをずっと弾いてきて私はドビュッシーはほとんど弾いた事が無かったのですが、ドビュッシー研究の本を読んで、改めて楽曲を見直ししたら、こんなに深い作曲家だとは知らなかったという思いがあって、頭の中をドビュッシーの「月の光」が延々と流れてとまらなくなりました。
技術的には難しくない曲なのですが、和声的に独特な響きがあって、それをどう響かせていくかという面でペダルの高度な使用方法が必要とされます。で、私は「月の光」は弾いた事が無かったので、早速練習を始めました。が。難しい。本当に難しい。技術的には簡単なはずなのだけれど、色合いをコントロールするのが難しい。そして左右のリズムというか拍は緻密に計算されていて、ぴったり左右の手が合わないと、一気に崩れてしまうという繊細さがあって、なんとなくは弾けない。ちゃんと3連符と2連符をきれいに重ねないといけない。


いまだに楽譜にかじりついて、どうしたら美しく弾けるだろうかと試行錯誤しています。
ゆくゆくはベルガマスク組曲を全部制覇したいです。


ピアノ頑張ってますが今月はあと1回プレゼンが残っていますので、準備頑張ります。
応援よろしくお願いいたします。

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