謎の「ボッス12月」
私のオフィスのパソコンにはいろんなポストイットが張ってあります。
ディスプレイの周りに花びらのように。
「白い砂糖は×」
「言うことは一言も聞き逃さない」
「縄文土器ガイドブック」
「木曜日は洗濯の日」
などなど日常の注意点や買い物をしたいものの名前がはってあるんですが、ひとつ謎なものがあって、どういうつもりだったのだろうかと首をかしげております。
「ボッス12月」
ボッスといえばネーデルランドの画家ヒエロムニス・ボッスに間違いないんですが、それが12月にどうなのか。
私の情報不足で足を運ぶことができなかったのですが、ボッスの絵が日本に今年来ていたらしいのです(2016年で没後500年になったらしくその関連で)。しくった。見逃した。貴重な機会を。もともと作品数の少ない画家なのでたぶん世界中から集めたんでしょうね、それをまとめて見られるチャンスは少ないのに。しかしそれを知ったのは本当に最近で、このメモは、もっと前から書かれて貼られていました。
私はボッスはパリとブリュッセルで4点ほど見ました。案外と小さくてコンパクトで、扉つきで、繊細で、木に直接かかれているような感じでした。この画家が好きで、本物を見たときは感動を飛び越えて、ボッスと空間を共有できていることに涙しそうになりました。
さて、このメモはなんだろうと思って、そのままネット検索しましたが、うーん。分かりません。12月に展覧会があるかと思いましたがそうした情報はなさそうです。
何だろう12月って。