ひまわり畑を夢見るブログ

44歳の時、乳がんの診断。ステージ2。手術して抗がん剤とホルモン治療。仕事と治療の両立の生活記録を残します。

著作権の話

ええこれはひどい

音楽教室で著作権のある曲を演奏すると、その都度お金を払わないといけないことになってしまいました。


私らはよく老人ホームや幼稚園などに行って、最近はやりの曲を弾きます。これは営利目的ではなく、出演料も交通費としていただいています。でも、この場合でもプログラムなどに著作権法で保護されている楽曲(著作権の生きている楽曲)を含めると、著作権料を請求されるので、プログラムにはその楽曲を掲載しません。


それが、音楽教室のレッスンの場まで、お金取られるんですね。
楽譜を買った時点で、著作権料は払っているのに、演奏するたびにまた著作権料を払わないといけないんですかね。カラオケで歌うのとピアノの発表会で弾くのは同じだと思うんですが、カラオケでは著作権料を取られないのに対し、ピアノの発表会では著作権料が発生するっておかしくないですか??


うーん。流行の曲をプログラムに載せないとなかなか聴きに来てもらえないので、それはそれで困るんですが、発表会とかボランティアの演奏活動くらいは、それによってもうけが発生するわけじゃないので、あくまで個人の楽しみのためなので、お金は取らないでほしいと思うんです。だって音楽教室のレッスンを聞いている人なんていないじゃないですか。公開目的でやっているのではない以上、非営利だし、レッスン代を払っているんだし、楽譜を買った時点で著作権法上の義務は果たしている。そんなこと言ったら、自宅で著作権下にある楽曲を演奏したら徴収できることになってしまう。


こんなこと、音楽の自由が許しません。


楽譜についてはパリのほうが厳しかったですね。音楽学校に時々抜き打ち検査が入って、コピーした楽譜を使っている人がいたら、罰金を取られます。試験でももちろんコピー楽譜は使えません。譜めくりの関係でどうしてもコピーが必要な場合は、著作権をクリアしたチケットを買います。1枚4円くらいです。それを張っておけばコピー譜面でも使えました。オーケストラも厳しかったので、すべて原譜で演奏です。自分の練習用のコピー楽譜が見つかったら罰金なので、家で練習するときと、演奏会の時の楽譜は別物を使います。


年に3かいくらい抜き打ち検査がありましたね。先生たちも、コピー譜面持っていくと、すぐにチケット買って来いって言ってました。今はネット販売があるので、その取り扱いには、大変苦慮していましたよ。私も、レントゲンの曲をネットで買って印刷したのですが、その時はチケットを買うのではなく、買ったときの領収書を楽譜の正面に張り付けて、それで使っていました。


著作権法、音楽に関しては、ある程度守られるべきだと思いますが、個人の趣味の範囲や、レッスン、自宅で本当に遊びでやる程度の演奏に対して徴収するというのは絶対おかしいと思います。


さて今日はしっかり夕飯食べて、歯茎が腫れてしまったので、腫れがひいたら明日は朝から歯医者だし、腫れがひいたらまったり土曜日を過ごします。


皆様に素敵な休日が訪れますように!

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